学校関係

マイコプラズマ肺炎の出席停止期間は何日間?症状や大人は出勤可能?

マイコプラズマ肺炎は子供がかかりやすい病気の1つです。
発熱や咳といった症状から風邪と間違われる場合があります。

しかし、感染性の病気のため、発症すると幼稚園や学校などを休まなくてはいけなくなります。
では、子供がマイコプラズマ肺炎出にかかってしまったときの

出席停止期間はどれくらいなのでしょうか。

マイコプラズマ肺炎の症状の特徴や対策法・予防と

大人もかかるのかやかかった場合の出勤についてなど

といったこととともにご紹介します。


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マイコプラズマ肺炎とは?その症状は?

 

■マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマ肺炎とは、

ウイルスでもなく、細菌でもない「マイコプラズマ」という微生物によって引き起こされる

呼吸器感染症です。

年間を通してかかる感染症ですが、

特に冬にかかりやすいという特徴があります。

そして、

このマイコプラズマ肺炎は14歳以下の子供がかかりやすくなっています。

症状は、

発熱 と

乾いたような咳が続くことです。

風邪による咳なら1週間程度で治ることもありますが、

マイコプラズマ肺炎による咳は、

3週間から4週間も続く場合があります

そのため、

発熱は治ったのに咳が治らないという場合は

マイコプラズマ肺炎に感染している可能性があります。

そして、この病気の症状のひとつである咳は、

ひどいとなかなか眠れないので、

小さい子供がかかると夜中にぐずることがよくあります。

しかし、この病気は子供がかかった場合は軽度で済むことがよくあり

発熱が治れば元気に遊びまわるようにもなることも多いです。

■マイコプラズマ肺炎の検査・治療法は?


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マイコプラズマ肺炎の検査方法は採血によって行います。

そのため、クリニックを受診すると一度採血をして検査結果を待つ形になります。

小さい子供の場合は採血を嫌がるので、しっかりと押さえるようにして下さい。

暴れてしまうと針が刺さって危険です。

そして、治療法としては抗生物質を服用します。

マイコプラズマは特定の抗生物質しか効きません

そのため、咳が続く場合は早めに医師の診察を受けるようにして下さい。

■マイコプラズマ肺炎の感染経路や予防法は?

マイコプラズマの感染経路は、

「飛沫感染」「接触感染」です。

飛沫感染は、

咳やくしゃみによって、感染します。

また、接触感染は、

唾液や鼻水のついた手で触ったりすることで感染します。

そのため、手洗い・うがいが不十分になりやすい子供の間で流行りやすいのです。
ですので予防法としてはうがい・手洗いを徹底することです。

 

マイコプラズマ肺炎園や学校の出席停止期間は?

マイコプラズマ肺炎は、感染性なので発症すると、

幼稚園や学校を休まなくてはいけません。

では、出席停止期間は、幼稚園、学校でどれくらいかというと、

明確に定められているわけではありません。

マイコプラズマ肺炎は、

「学校、幼稚園、保育所で予防すべき感染症」の1つであり、

通園・通学ができる目安としては、

「症状が回復してから」と記載されています。
そして、

学校保健安全法には

「校長は、感染症にかかっており、

かかっている疑いがあり又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、

政令で定めるところにより、出席を停止させることができる

と記載されています。

そのため、感染症であるマイコプラズマ肺炎も当然「出席停止扱い」になるのですが、

大幅に休ませてしまうと勉強が遅れてしまう場合もあります。

実際に子供がマイコプラズマ肺炎にかかったという方にお話を聞くと、

「1週間休ませた」

という方もいれば、

「咳がひどいので1ヶ月休ませた」

という方もいます。

このように出席停止期間の

通園・通学の目安には個人差があります。

もし、かかってしまった場合は

医師に確認して、

感染の危険性がなくなれば通園・通学することができます

その際は「治癒証明書」を幼稚園や学校に提出しなければいけない時もあるので、

あらかじめ確認しておいて下さい。

 

 

 

マイコプラズマ肺炎は、大人もかかる?かかった場合は出勤可能?


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マイコプラズマ肺炎は子供に発症しやすい病気ですが、

大人もかかることがあります。

特によくあるのが子供からうつってしまうというパターンです。

子供を保育園・幼稚園や学校に通わせていると、

集団感染を起こしてしまう場合があります。

すると、まず子供がかかり、それが大人に感染してしまうのです。

そして、マイコプラズマ肺炎は子供の場合は症状が軽度で済んでいても

大人の場合は重くなってしまうこともあります。

大人は風邪と勘違いしやすいことから、

市販薬で治そうとしますがマイコプラズマは市販薬では効きません

そのため、

放っておくことで病状が悪化しやすく

気管支炎から肺炎になってしまう恐れがあるのです。

さらに、

咳のし過ぎで肋骨にヒビが入ってしまう場合もあります。

すると、笑ったり咳をするたびにヒビの入った部分に痛みが生じるので大変です。

その場合は、

サポーターをつけて1ヶ月ほど過ごさなくてはいけません。
そして、かかってしまった場合の出勤については

マスクをしたり、

手洗い徹底することで出勤することはできますが、

症状が重いと発熱や倦怠感がひどく仕事にならない場合もあります。

そのため、自分の容体を理解した上で出勤するかどうかを決めて下さい。

ただし、まわりにうつさないように最善の注意はして下さいね。

 

マイコプラズマ肺炎予防対策は?

マイコプラズマ肺炎は、

「歩き回る肺炎」というくらい、人にうつりやすい病気です。

その理由の1つは感染している本人に自覚症状がないからです。

咳が出ても大抵の方は風邪と考えてしまいます。

そのような人がマスクをしないで過ごすことで、感染が広まるのです。

そのため、

予防対策としては人混みに行く時はマスクをつけたり、

外出後はうがい・手洗いをしっかりとすることが有効です。

ま と め

マイコプラズマ肺炎は乾いた咳を伴う感染性の病気です。

子供にかかりやすいため、保育園や幼稚園に通っていると感染する可能性が高く、予防しにくい病気です。

かからないためには、なるべくうがい・手洗いをしっかりして、

気付いた時にはすぐに医師の診察を受けることをおすすめします。

マイコプラズマに市販の風邪薬は効かないので、

きちんとした抗生物質を処方してもらわなければいけません。

また、小さい子供がかかった場合は咳や痰で寝付けずに苦しむ場合もあるので、

そうならないように日頃からうがい・手洗いの習慣をつけておくといいですね。