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捺印と押印と調印の意味の違いと読み方!使い分けとビジネス文書集

      2017/04/15

     

捺印と押印って契約書などにハンコを押すときによく使う言葉ですね。

でもその使い方や意味の違いは?

と言われるとよくわからないですよね。

今回は捺印と押印の意味の違いと読み方や調印や押捺というハンコを押す時使う言葉の使い分けの方やビジネス文書集などをお伝えします。


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押印と捺印と調印と押捺の読み方

まずは読み方です。

捺印(なついん)

押印(おういん)

調印(ちょういん)

押捺(おうなつ)

となります。

押捺(おうなつ)というのは少し聞きなれないかもしれませんね。

 

捺印と押印と調印と押捺の意味の違い!

では、「捺印」と「押印」と「調印」、「押捺」の意味の違いです。

いずれも印判を押すことをいっています。

しかし、意味には細かいところで異なる部分があるです。

一般的な社会習慣として微妙に使い分けもされているのですよ。

それでは、簡単にまとめてみます。

■捺印の意味

「捺印」は、印判を押すことですね。

その押すこの自体のほか、押した印影についてについても「捺印」を使うことができます。

「印影」(いんえい)とは、「印章」を紙などに捺印したものをいいます。

押したあとものです。

ちなみに、「印鑑」というのは、特定の個人または特定の法人のものであることを証明するためにこの「印影」を官公庁などに登録て保存してあるものをいいます。
実印や銀行印のような官公庁や銀行に保存してある「印影」だけが「印鑑」なのだそうです。

■押印の意味

「押印」もハンコを押すことです。

「押印」は、もともと当用漢字の制定により、当用漢字外であった「捺印」に代わって用いられるようになった言葉になります。

 

■押捺の意味

「押捺」は、印判を押すことのほか、指紋を押すことについても意味します。
しかし、一般的に指紋を押すことは少ないですよね。

ですので現在、「押印」や「捺印」ほど「押捺」という言葉は使われていません。

■調印の意味

「調印」もハンコを押すことをさすのことばのようですが、大きな違いは、契約文書などにそれぞれの代表者(契約権限保有者)が、署名・捺印、記名・押印することです。

条約や協定などの公文書などではそれぞれの代表者が署名・捺印します。

ですので大分「捺印」や「押印」、「押捺」とは意味が違いますね。

 

「捺印と押印」と「記名と署名」の使い方

名前とハンコはセットで使うことが多いですね。

そのときの組み合わせたことばは、

「署名捺印」

「記名押印

というものが一般的です。

本人が自筆で氏名を書いたものを「署名」

といいますが、それに印を押す時は、「捺印」を使います。

 

そして、本人の自筆ではなくてもいい場合、代筆やゴム印などでも大丈夫な場合などは、氏名を記した「記名」に印を押すことを指す言葉として「押印」を使うことが多いのです。

もちろん「捺印」という言葉を使ってハンコを押しても、

「押印」という言葉を使ってハンコを押しても、

印を押すということは変わりません。

ですので、「押印」「捺印」で証拠能力の違いが変わるわけではありません。

しかし、「署名」と「記名」には証拠能力の違いがあります。

自分で直接名前を筆記用具で記してサインする「署名」のほうが、自分の名前を例えばゴム印を押したり、代筆してもらったり、予め契約書に印刷して置いた「記名」よりももちろん証拠能力はたかいです。

といったことで、「記名押印(きめいおういん)」より「署名捺印(しょめいなついん)」という組み合わせの言葉の方が証拠能力が高いといったことになるのですね。

ちなみに法的な証拠能力としても、印を押すことより、「署名」の方が証拠能力がたかく、あくまで「捺印」「押印」といったハンコを押すというのは、補助的なものです。

ですので証明価値からの順位も

1.署名捺印

2.署名だけ
3.記名押印
4.記名だけ

順番になるようです。



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捺印や押印使い方文例集

捺印や押印などは、ビジネス文書をしてお願いする場合が多いので敬語などを使って丁寧に表現する文章をあげておきます。

丁寧と言っても

署名、捺印の上、返送くださいますようよろしくお願い申し上げます。

といったような、「ご」ばっかりが繰り返されるのは、ちょっとやりすぎでいい感じは受けませんので、
  • 署名捺印の上、ご返送くださいますようお願い申し上げます。
といったように「ご返送」といったところだけに「ご」を付けたほうがスマートですね。

「記名押印」の場合も
  • 記名押印の上、ご送付をお願い致します。
  • 署名押印の上、ご持参ください。
といった文章で十分丁寧な文書になっています。
  • 署名捺印の上、折り返しご送付くださいますようお願い申し上げます。
  • ○○にご住所とお名前をご記入いただき、捺印のうえ、ご返送下さいますようお願い申し上げます。
といった使い方ができますね。

そもそも契約書などの書類の捺印や署名は、相手と自分の双方のためというどちらの意味も含んでいるといったことになるので「ご」をつけなくでも敬語の使い方としても問題ないようです。

 

 ま と め

今回は、気になっていた「捺印」と「押印」や「押捺」と「調印」の意味の違いと読み方などをしっかり調べてみました。

使い分け方は、現在では

「記名」の場合は「押印」をセットで使い、

記名押印

「署名」の場合は「捺印」セットで使うので

署名捺印

「押捺」は指紋を押すことも含む

「調印」双方が名・捺印、記名・押印すること

ということでした。

敬語としてのビジネス文書として使うのにはどのような言葉を使うべきなのかも迷うところでしたのでしたが、あまり、「ご」を使いすぎないといったことが分かりました。

これからはしっかり、使い分けをしていきたいです。

 

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 - ことばの使い方, ビジネス