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お寺さんやお坊さんの呼び方・言い方は?宗派や方言よっても違う!

      2017/08/29

     

お仏壇などを家において毎月お参りなどしていただいている方などは、「お寺さん」と親しみをこめていっています。

しかし、電話などかけたときにふと「お寺さん おられますか?」というわけにもいかず困ったことがあります。

お寺さんやお坊さんの呼び方は宗派によっても違ったりしています。

そのお寺さんやお坊さんの呼び方、言い方をわかりやすく、整理していきたいとおもいます。


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お坊さん、お寺さんとは?

お坊さん お寺さん 呼び方 言い方

■お坊さんとは?

そもそもお寺さん、お坊さんと呼んでいるのは、仏教の仏門に入った人や仏に帰依した人ですね。

お坊さんは、本来は「坊主」、「房主」と書きます。

その漢字からもわかるようにそもそもお坊さんというのはその中で僧房(そうぼう)の主(あるじ)である人のことをいっていました。

「僧房」とは、「僧坊」とも書き、寺院内において僧侶が生活を送る居住空間及びその建物自体を刺すものです。

その一坊の主としての住持や住職のみを指していました。

これに対して十分な経験を持ちながら、特定の房(坊)を持たない僧侶を「法師」と称して区別していました。

また、こうした坊主身分のことを特に坊主衆(ぼうずしゅう)とも称していました。

「坊主」は小僧の対義語で、お寺で一番身分の高い僧侶でのことでした。

中世以来、日本では、徐々に法師なども含めた一般の僧の総称となってきました。

といったことで、「坊主」「坊さん」「お坊さん」と呼ぶのも本来は尊び敬う気持を表すために使う呼び名であり、尊称だったのです。

また更に時代がたつと、僧形の者、髪を剃ったり短く刈ったりした者、また、毛のない頭やそれに見立てられるものをも広くさすようになってきます。

法師は流浪の者が多く僧侶といえども髪や髭が伸びていることが多かったことの対比としての表現だったと思われます。

武家時代には、大名などに仕えて、僧形で茶の湯など雑役をつとめた者も坊と呼ばれています。

また、キリスト教伝来の当初には、宣教師を「南蛮坊主」と呼んだ事もあったそうです。

そのようにお坊さんといった言葉はそもそもの僧房(そうぼう)の主(あるじ)であるといった意味から離れかなり広義になってきています。

■お坊さんとお寺さんの違い

そしてお寺さんとお坊さんの違いですが、お寺さんと呼ばれるのは、受けづぐべき寺院があるというのが一番の違いです。

そして、その寺院を守り続ける責任がある方になります。

お寺と言うのは仏様を安置するお堂があり、その宗派の教義・作法などを伝える僧侶がおられます。

お寺を支えて下さる門信徒・総代世話人そしてそれをまとめる代表役員の住職がいて、門信徒との過去から未来と現在に続く永代のお付き合いをしていかなくてはいけません。

お坊さんとはというとお坊さんになるには師僧などにつき修行して出家得度してといったことでお坊さんになります。

そして、お坊さんというのは、寺院に所属しているだけの僧侶でもお坊さんです。

ということでお寺さんというのは、それだけでなく、寺院を護持し続けているといったことが必要であるのですね。

 

お寺さんやお坊さんの宗派別の呼び方・言い方


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法事でなどで来ていただいているに対して何と呼んだらいいのです。

そのお寺さんやお坊さん宗派別によっても違います。

宗派別のお寺さんの呼び名は次の通りです。



臨済宗 : 方丈(ほうじょう)和尚(おしょう)方丈さん

曹洞宗 : 方丈(ほうじょう)方丈さん、和尚(おしょう)

黄檗宗 : 方丈(ほうじょう)方丈さん、和尚(おしょう)

天台宗 : 和尚(かしょう)、和尚(おしょう)和尚さん

真言宗 : 院家(いんげ) 御院家さん、和上(わじょう)

浄土宗 : 和尚(おしょう)和尚さん、上人(しょうにん)

日蓮宗 : 御前様(ごぜんさま)、上人(しょうにん)

西本願寺: 院家(いんげ)ご院家さん

大谷派 : 院家(いんげ)ご院家さん

日蓮正宗: 御尊師(ごそんし)

宗派によって呼び方が違うのはややこしいですね。

みていくと

禅宗系(臨済宗、曹洞宗、黄檗宗)

では「和尚(おしょう)」「方丈(ほうじょう)」です。

方丈というのは住職の居間を方丈と言うことから来ているそうです。

天台宗では「和尚(かしょう)」

真言宗「和上(わじょう)」、

浄土宗や日蓮系は「上人(しょうにん)」

といったのが特徴的です。

浄土宗日蓮宗では、由緒ある寺院の住職は 「御前様(ござんさま)」とも呼ぶそうです。

ちなみに仏教以外で

カトリック教では、神父(しんぷ)

ルーテル教は、牧師(ぼくし)

神式は、斎官(さいかん)

天理教、斎官(さいかん)、金光教は祭主(さいしゅ)というそうです。
ほかにも「老師」「御老僧」と使うことがあったり、宗派によって使う使わないといわれるので難しいですね。

地域によって異なる場合もあります。

 

お寺さんやお坊さん一般的な呼び方・言い方

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先程、宗教別のお寺さん・お坊さんの呼び方を見ていきましたが、

そういったもの全部覚えるのは大変ですよね。

なので一般的なお寺さん・お坊さん呼び方を紹介します。

一般的には、やはり「ご住職さま」でいいですね。

「ご住職さま」と呼ぶのは、お寺の代表者、一寺院を管掌する僧侶のことの方のことですが、

その代表の方のほかは「副住職さん」などとと呼べばいいですね。

これらの言い方・呼び方は、ほとんどの宗派、日本全国で共通でつかえます。

また、女性であっても同じに「住職さま」で大丈夫です。

 

お寺さんの奥さんの呼び方は?

では、お寺さんの奥さんの呼び方はどうなるのでしょうか?

「僧侶の妻」は浄土真宗以外では、

「梵妻(ぼんさい)さん」や「大黒さん」、「お庫裏さん」「お裏さん」と呼ばれます。

こちらは宗派ではなく地域により、どの呼び名をよく使っているかが違うだけだそうです。

浄土真宗では「坊守(ぼうもり)さん」です。

坊舎を守る役割の人ということです。

浄土真宗だけ違うのは、浄土真宗では僧侶の妻帯が許されているので正式な妻としてお寺を守っているという意味からきているそうです。

対して他宗は教義としては妻帯が許されていないので内密の妻ということで「梵妻」「大黒」「お庫裏」「お裏」を使うのだそうです。

といった感じで、従来のお坊さんの奥様の呼び方は現代からとは違った状況の意味からきている言葉ですので通常は、

「奥さま」「奥さん」と呼ぶといったことで十分だと思いますね。

 

浄土真宗のお坊さんの呼び方は?


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日本でも一番多い仏教の宗派であるのは浄土真宗です。

浄土真宗の住職のことは「ご院主(ごいんじゅ)」「ご院家(ごいんげ)」といいます。
その息子さんのことを

「当院(とういん)」、「若院(じゃくいん)」

孫を新当院(しんとういん)
呼ぶそうです。

院主その寺院の主(あるじ)ですのことですね。
当院は、その寺院の法務に当たる者という意味ですが、後継者の意味合いのある呼び方です。

また、地方によって跡取りでも未成年の方を

「新発意(しんぽちさん)」

といったりもするようです。

方言によって

「しんぼうちさん」「しんぽっつぁん」となまりもある呼び方にもなります。

しかし、これもどの地域が絶対的に使われている方言といったことではありません。

 

 

ま と め

お坊さん お寺さん 呼び方 言い方
お寺さんやお坊さんの呼び方・言い方は?宗派や方言よっても違うことについてみていきました。

宗派や地域によっても呼び方は多種多様です。

今回紹介したものもさまざまな説からみていきましたが、諸説あります。

宗派別でもシンプルにいうのは難しいのですが、

一般的には、「ご住職さん」で大丈夫だとおもいます。

自分が檀家になっているお寺のお坊さんなどは宗派に合った呼び方ができるといいですね。

何と呼んでいいかわからないときは、無理せずに「この宗派では何とお呼びするのが正しいのでしょうか?」と聞いてみてもいいですね。

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