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「ご確認お願いします・ご確認の程宜しくお願い致します」は正しい?

      2018/01/28

     

「ご確認お願いします」、「ご確認の程宜しくお願い致します」といった言葉は、上司や得意先の方に対して確認してもらうときによく使われる言葉です。

でもこれって正しい使い方なのでしょうか?

ちゃんとした敬語、丁寧語になっているのかな、二重敬語になったり、謙譲語?となったりしていないのかや「ご確認」or「御確認」をどちらを使う方がいいのかなど考えると意外と難しいですね。

この「ご確認お願いします」、「ご確認の程宜しくお願い致します」の会社やビジネスメールなどでの使い方のポイントを見ていきたいと思います。



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「ご確認お願いします」の敬語としての使い方

「ご確認お願いします。」は「確認」を欲しいと相手に依頼する言葉ですね。

会社で上司に確認作業を要求するときやビジネスメールでほんとうによく使います。

ですので敬語として正しく使われているかといったことが大切です。

■「ご確認おねがいします。」は正しい使い方?

「ご確認おねがいします。」が正しい使い方になっているのかというと

間違いではないといったことになります。

何故、そういったあいまいな言い方になるのかというと、

この言葉は、「ご確認お願いします。」といった

「を」といった助詞が抜けているといえます。

しかし、「ご確認お願いします」といった使い方は現在、一般的によく使われていてそれが失礼だと感じる方も少ないかと思います。

ある程度日常化されていることばです。

ですので間違いとはいえないといったことになります。

■「ご確認お願いします」は敬語?

「ご確認おねがいします」は、

相手に対して「確認」自分が「願う」といった意味です。

その「確認」という名詞に「ご」がついたことばが「ご確認」

「願う」を謙譲語の一般形「お〇〇〇になる」に当てはめて、「お願いします」

にしたものです。

【ご確認】

この「ご」は語基よりも前に付くもので接頭辞(せっとうじ)、接頭語(せっとうご)とですね。

接頭辞の「御(ご)」は尊敬、謙譲、美化語としての使い方がありますが、

この「ご確認」の「御(ご)」は相手の行為を敬う形ですので尊敬の意味としての使い方です。

【お願いします】

「願う」を丁寧にした「お願いします」は、基本的には、目上の人に対して命令したことばです。

命令というのがきつい言い方だとしても「お願いしたいことを絶対にしてもらいたい」ということを婉曲表現したものです。

「お願い」には相手への敬意が含まれています。

謙譲語の一般形「お〇〇〇になる」あてはめて「お願いします」となっていることからも正しい敬語になっています。

以上のようなことから「ご確認おねがいします。」は、正しい使い方であるかというと直属上司など身近な相手であれば、目上の人に対しても使用できる敬語表現になっているといえます。

 

「ご確認願います」は正しい敬語?




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では、「ご確認願います」は正しい敬語になっているのでしょうか?

こちらは、「ご確認お願いします」から「お」がない、「します」となっているだけなののですが、これでは正しい敬語としては間違っているのではと考えます。

「ご確認願います」も正しい謙譲語である、と書かれているものも多くもみうけられます。

それは、「お(ご)○○○願う」は謙譲語を正しく作る形式であるといったことからです。

謙譲語を作る一般的な形式には、
・お(ご)○○する
・お(ご)○○申し上げる
・○○ていただく
・お(ご)○○いただく
といったものがあります。

しかし、これらは、自分がすることに対しての謙譲語です。

「確認する」のは相手です。

ですので、この形式にはあてはまりません

ということで、「願います」というのは、丁寧語が付いているだけで、謙譲語になっていないといったことです。

ですので「ご確認願います」は敬語として使うのには適していないと言えます。

 

 

「ご確認のほど宜しくお願い致します。」は正しい?




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では、「ご確認のほど宜しくお願い致します。」は正しい使い方なのでしょうか。

「ご確認のほど宜しくお願いいたします。」は正しい表現です。

「~のほど」の形は、断定を避け、表現を和らげるのに用います

「程」というのは、「そのあたり」と言う意味の言葉でもあります。

物事を直接、指さずにぼやかして表現するのは、日本の伝統的な配慮表現の一つですので間違っている使い方ではありません。

「ほど」を使うことで相手に押しつけがましくなくやわらかい印象を与えたいときに使うとよいのではないでしょうか。

 

「ご確認」or「御確認」

「ご確認」と書くのがいいのか?

「御確認」と書くのがより丁寧なのか?

迷うこともあります。

「ご確認」「御確認」でもどちらでも間違いではありません。

ただ、一般のビジネス文書などでは、「ご」はひらがなで書く場合が多いと思います。

「御確認」と書くと、敬語の「御」と本体の「確認」との言葉の切れ目も分かりづらくなります。

「ご確認」と書くと、敬語の部分がひらがな、本体が漢字となるので、「ご」が接頭語であることが明快ですね

また、画数の多い漢字が並ぶとごちゃごちゃしてしまうので、「ご確認」の方が読みやすいといったこともいえます。

といったことで「御確認」と「ご確認」のどちらが良いかは、別にルールはなく外見上のことだけです。

 

ま と め

「ご確認お願いします」「ご確認の程宜しくお願い致します」は正しい使い方なのかといったことや「ご確認」or「御確認」どちらを使う方がいいかなどをみていきました。

「ご確認お願いします」「ご確認の程宜しくお願い致します」もどちらも使ってもおかしくない使い方であると言えます。

しかし、「ご確認願いします」といった使い方は敬語としてはあまりよくない使い方だといえます。

ビジネスメールなどではあまり丁寧すぎる文章も適していないので、使い方に迷うことも多いです。

「ご確認」と「御確認」もどちらが正解といったことではないのですが、ご確認とするほうが相手にも読みやすいといえます。

他にも敬語表現として考えすぎると難しいところがあることばですが、ポイントをつかんでその時に応じた使い方ができるようにしたいですね。

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 - ことばの使い方