病気の知識

堂本剛突発性難聴の原因と症状治し方!他の芸能人は完治したのか?

KinKi Kidsの堂本剛さんが8月19、20日に予定していた「SUMMER SONIC 2017」、9月17日に予定していた「イナズマロックフェス 2017」の出演の断念を発表されました。

最近、やっと回復し、テレビなどで見かけてほっとしていたのですが、心配です。

今回、その堂本剛さんかった病気「突発性難聴」の原因と症状と治し方や

他に「突発性難聴」になってしまった芸能人は完治したのか?を調べてみました。

 



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堂本剛突発性難聴を発症影響と回復は?

KinKi Kidsの堂本剛さんが「突発性難聴」を発症したのは、今年の6月です。

左耳の発症でした。

そして、6月27日に入院し、7月4日に退院しています。

その影響で、

6月28日のテレビ東京「テレ東音楽祭2017」、

7月1日の日本テレビ「THE MUSIC DAY」

は欠席せざる負えなくなりました。

おりしも今年は、KinKi Kidsはデビュー20周年の年です。

7月15日に行われたKinKi Kidsのデビュー20周年イベントにも堂本剛さんはステージに出演することはできず、生中継映像にギターやダンスで参加となりました

退院後の

7月20日には文化放送の特番「Youたちいよいよハタチだね!~KinKi Kidsどんなもんヤ!3時間生放送スペシャル!~」

に堂本剛さんは生出演しました。

しかし、自身の左耳の状態ついて

「ご覧の通り、特に治っていない。あと1週間は爆音禁止」

と語っていました。

そこから1週間と少し経ったあとに

去年もSMAPの25周年前に解散といったことやKAT-TUNも10周年前にメンバーが3人になったりとなかなか長くやり続けるというのは難しいものなのですね。

堂本剛さんもこのファンも期待している20周年の年、予定されているイベントになんとか出演とこころみられたことでしょう。

しかし、「突発性難聴」はなかなか順調に回復といったことには至らなかったようです。

 

 

堂本剛突発性難聴の症状と原因

堂本剛さんがかかったという「突発性難聴」とはどのような病気なのでしょうか?

■突発性難聴の症状としくみ

突発性難聴の症状は、字のごとく、突然に耳が聞こえづらくなるといった症状の病気です。

体内に入った、音や声の届く過程はこのようになります。

「外耳」 ⇒  「中耳」 ⇒  「内耳」 ⇒  「後迷路」

「外耳」は、鼓膜までの通り道です。

「中耳」は、鼓膜の奥にある空間です。

中耳の中にある3つの小さな骨は、震えを起こして音や声を大きくし効率的に伝える役割があります。

そこから

「内耳」はその奥にあります。

内耳では、リンパ液で満たされた蝸牛(かぎゅう)というカタツムリのような機関があります。

蝸牛(かぎゅう)のリンパ液に伝え、有毛細胞の振動によって脳へ音を伝えています。

そこで音や声が電気信号に変えられているのです。

内耳から奥には脳神経と繋がる「後迷路」と呼ばれる内耳神経があります。

それをへて脳が音や声を認識しています。

難聴は、声や音が脳に伝わる過程で、

「伝音性難聴」外耳や中耳で音の振動がうまく伝わらないことで起こる難聴

「感音性難聴」内耳や後迷路で音を能力になんらかのトラブルが生じることによって起こる難聴

「混合性難聴」伝音声と感音性の難聴が混在した状態

といったものにわけられます。

「突発性難聴」は3つのタイプの難聴の中で「感音性難聴」に分類されます。

■突発性難聴の原因

「感音性難聴」である「突発性難聴」は、内耳や後迷路で音を感じる部分になんらかのトラブルが起こる難聴です。

外耳と中耳は正常な状態ですが、内耳の有毛細胞がなんらかの障害を起こしているといったことです。

「突発性難聴」原因として考えられているのは

ストレス、

ウイルス感染、

内耳循環障害(血流障害)

などです。

しかし現在明確な原因はまだわかっていません。



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■突発性難聴の原因1【ストレス】

突発性難聴の原因としてストレスが考えられてる「ストレス」ですが、難聴の因果関係は実ははっきりしていません。

しかし、突発性難聴を発症した人の多くに、精神的ストレス、睡眠不足、肉体疲労があった時期に発症したケースがあるためストレスと突発性難聴に関係があるのではないかと思われています。

■突発性難聴の原因2【ウイルス感染

突発性難聴の原因としてウイルス感染も言われています。

しかし、突発性難聴を起こすと考えられるウイルスは、まだ見つかっていません。

じゃ何故、ウイルス感染が突発性難聴の原因なのだといわれるかというと、突発性難聴が風邪にかかった後になる場合があるからなのです。

そのようなことから風邪のウイルスの存在が突発的な難聴を起こすことも考えられているのです。

また、突発性難聴の治療では、感染症による炎症を抑える(抗炎症)作用をもつステロイド剤を使用します。

これは、抗炎症作用が突発性難聴の治療に効果的であるということです。

そのこともウイルス感染がといわれている要因のひとつです。

 

■突発性難聴の原因3【内耳循環障害(血流障害)

突発性難聴の原因は、血流障害ではないかもいわれます。

血流障害(内耳循環障害)とは、内耳血管で血栓、出血、麻痺などが起こり、そのことが原因で内耳の血流が妨げられて血液が内耳に十分届かず、突発性難聴が起こる可能性があるということです。

しかし、突発性難聴はこの血栓や塞栓、出血症状がおこりやすい高齢者のみでなく若年者にも多く発症します。

しかも、突発性難聴は再発することがほとんどありません。

そのことからも血流障害との関係は説明が明確にはなっていないところです。

 

 

突発性難聴の治し方!

■一般的な突発性難聴の治療法

原因は明確にはなっていない突発性難聴ですが、治療法はスタンダードなものが確立されています。

突発性難聴と診断されると、

ステロイドホルモンの漸減療法を血漿増量剤の点滴が組み合わせて行われます。

ビタミン溶液、ATP製剤溶液なども同時に加えます。

大体7~10日間、毎日点滴を施行し、自覚症状と聴力検査で評価します。

以上の治療で、聴力が回復しない場合は「難治性の突発性難聴」と考えられ、特殊な治療方法として、高圧酸素療法や星状神経節ブロックなどを検討されます。
ステロイド治療により血糖値が上昇し、糖尿病が急性に増悪することがあるので、糖尿病と言われた、あるいは糖尿病治療を受けている場合には、内科の医師による血糖値のコントロールを同時に行うことが大切です。

 

■突発性難聴は早期診断が大切

突発性難聴が治るかどうかは、正確な診断と適切な早期治療が極めて重要です。

一般的には発症してから、つまり聞こえなくなったと自覚した時点から、約48時間以内に適切な治療を開始するかどうかが重要といわれています。

そうした時間内の治療であれば聴力が改善する方が多いからです。

しかし1週間を超えると、治療をしても改善が困難な場合が多くなってきます。

また、1か月あるいはそれ以上経過していると、きわめて治療困難だといわれます。

といったように、治療開始が早ければ早いほど、その後回復に大きな差異が出るといったことになります。

そういったことからも、耳が聞こえにくいなどの症状を自覚した場合は設備の整った病院や耳鼻咽喉科専門医の診断を少しでも早く受けることが重要ですね。

急に「聞こえが悪くなった」、「急に耳鳴りがしだした」といった場合、絶対に放置しないでできればその日のうちに耳鼻咽喉科専門医を受診した方がいいということです。

堂本剛さんがどれぐらい自覚症状から時間がたっての診断だったのかきになりますね。

■突発性難聴の予防法



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突発性難聴の原因まだ研究段階で、解明されていません。

といったことから完全な予防法というのないといったのが現状です。

ただ病態は解明されています。

内耳の血液循環不全が突発性難聴の病態です。

ですので、血液循環が悪くならないように注意するこが予防につながります。

栄養のバランスのとれた食事

十分な睡眠

極端に熱い入浴や長い入浴は避ける、

耳に大きすぎる刺激を与えない

などですね。

とくに突発性難聴の予防といったことだけではない内容ばかりですが、

それに

過労やストレスが加わるときに

突発性難聴の発症が多く見られます。

そういったことで精神的な安静も重要です。

 

突発性難聴なった他の芸能人は完治したのか?

そういった突発性難聴を発症した芸能人は他にも多くおられます。

 

浜崎あゆみさん

スガシカオさん

坂本龍一さん

相田翔子さん

ハウンドドック 大友康平さん

エレファントカシマシ 宮本浩次さん

サカナクション 山口一郎さん

小川載子さん

千原ジュニアさん

桑田真澄さん

GENKINGさん

柏木ひなたさん

など有名な方だけでもこんなにおられるのですね。

 

その方たちは完治はされたのでしょうか?

突発性難聴は、治療によって必ず治る病気というわけではありません。

治る場合と治らない場合があります。

統計的には、適切な治療を行っても難聴が完治するのは患者のうちおよそ3分の1だそうです。

あと3分の1は改善はするものの

難聴や耳鳴りなどの後遺症が残る。

そして、残りの3分の1は改善しない。

と言われています。

特に高音部の難聴は治療しそうです。

突発性難聴は、内耳の血液循環不全が病態です。

ですので手術など外科治療による聴力改善は望めません。

ですのでやはり、過去に突発性難聴になった芸能人全員が完治したわけではないようです。

スガシカオさんは7、8割の回復はしたが完治はしていない。

大友康平さんは、手術もしたものの完治しなかったようです。

 

サカナクションの山口一郎さんツアーの最中に突発性難聴が発祥したので放置していた期間が長く、右耳が聞こえない状態のままだそうです。

やはり、治療開始が早い方が治りやすいと言われる突発性難聴といったことですので、それぞれの治療までの期間にも完治はかかわっているようです。

 

ま と め

KinKi Kidsの堂本剛さんが「突発性難聴」の影響でサマソニの出演とイナズマロックフェスの出演を見送られました。

その病気である「突発性難聴」症状と原因と治し方や他の「突発性難聴」になった芸能人は完治したのかなど調べてみました。

両フェスとも「アーティスト本人の強い希望もあり、治療の経過を待って出演の調整を行っておりましたが、ライブを行うまでの回復に至らず、担当医師の判断により、やむを得ず出演を見送らせていただくことになりました」

と発表されています。

突発性難聴が思うように治らない場合、突然の失聴は精神的負担は極めて大きいものです。

しかも堂本剛さんのように自身を待っているファンがいるといったことなどでさらに深刻なストレスと精神的苦痛があることも考えられます。

9月1~3日には京都・平安神宮でソロライブが予定されそうですのでそれまでに回復を望みますが、無理はしてほしくないですね。