2016年5月28日17時頃におこったとされる北海道函館市の置き去り事件。北海道七飯(ななえ)町の林道で小学2年の男の子、田野岡大和君が置き去りにして行方不明になったとされる事件の日から6月2日で6日目に入った。今日も自衛隊も出動したが、今日の夕方現在も見つかっていません。
当初、すぐになんだかの結末を迎えるのかと思っていたのですが、今だ何一つ手がかりがない状態です。
この事件にだんだん考えるほどに「なんだかおかしい。」といった気持ちになってきました。
北海道の置き去り事件のおかしいなとおもう理由について考えてみたいと思います。
北海道の置き去り事件の現在の状況
行方不明になっている、浜分小学校2年生の田野岡大和(やまと)君(7)の捜索は昨日、6月にはいって加わった陸上自衛隊第28普通科連隊(函館)の75人を含め、計203人の態勢で続行されたが発見できなかった。
本日、6月2日も同規模で朝から185人体制で大規模な捜索にあたっている。
しかし、これだけの規模の大捜索をして何もでてきません。
結局現在のところ何も手がかりすらつかめない状態です。
そして、本日、合同捜査本部は解散され、捜索も4日で終了が決まった。
置き去り事件現場の捜索状況
昨日、今日と陸上自衛隊は急斜面や崖などこれまで立ち入っていなかった場所を中心に捜索に入っている状況です。
オートバイでも駒ケ岳中腹にかけての林道も捜索している。
消防や警察、七飯町、北斗市などの職員は前日よりもさらに範囲を広げて捜しています。
食べ物も何も持っていない7歳の子供が一人で徒歩で行ける、行こうと思う範囲ははるかに超えていると思われる範囲まで捜索はすでに入っていると思われます。
父の事件の証言の二転三転するところが不自然
函館中央署によると、
田野岡大和君は5月28日、一家4人で七飯町と隣接する鹿部町の公園へ出掛けた。
そして、その公園で田野岡君が人や車に石を投げたため、両親はしつけの意味で、自宅へ帰る途中で七飯町の林道に寄り、午後5時ごろ、車から降ろして置き去りにした。
約5分後に父親(44)が大和君を置き去りにした現場に戻ったが、田野岡大和君の姿はなく、警察に通報したということが言われている。
としている。
もちろん父親の証言によるものである。
最初、父親は「山菜取りに行ったさいに大和君が行方不明になった。」と言っていたのにもかかわらず、
現在は「躾のために置き去りにした。」と発言を変えていますね。
この証言を変えたことに関しては、父親は
「捜索をお願いするのに躾で置き去りにしたとはいえなかった。」
という理由を述べています。
子供が行方不明になったときにそういったことを冷静にマスコミに語っている姿何か
なにか不自然な感じがします。
証言が変わったのは、ほかに理由があるのではないでしょうか。
置き去りが躾であるか躾でないかについては賛否両論
ネットやテレビのコメンテーターなどでも子供が悪いことをしたときの
”置き去りが躾であるか躾でない”かについては賛否両論です。
夜回り先生こと、元高校教諭の水谷修氏は、2日、TBS系「白熱ライブ ビビッド」で、北海道で小2男児が行方不明となっているニュースについて「置き去り」と言われている論調に「怒っている。」と父親をかばったような発言をしています。
番組では行方不明になって6日目に突入したものの、いまだ発見されない男児のニュースを特集していた。
そのコメントとして水谷氏は、厳しい表情で
今回の件について、「置き去り」という言葉が先行する状態に「怒っている」と発言。
「置き去り、置き去りといって、親が悪いという論調になっているが、車で500メートルはわずか1分ちょっと記者に聞くと、そこは細い道で、車が止められる場所は500メートル先しかなかった。
そこから戻って、とぼとぼ歩いている子供を『反省したかい』と抱きしめれば済む話だった。」
こういった見解で親のしたことに理解を示している。
躾であるとしたら最低限守るべきこと
この事件で不自然なことろは、いくつもありますが、そもそも山の中ではあるけど舗装された大きな車の通れる道に置き去りにしていくということについて考えてみます。
道に置き去りにしていくということが躾のためというのであれば、その置き去りにした子供を最低限見える位置でその子を監視しながら隠れなくてはいけないですね。
車で5分といっても坂道があったり曲がりくねっていたら見えないというのも当たり前です。
何キロで走行していたのかは定かではありませんが、その最低限の子供の安全性を担保してからの躾としての置き去り行為でなくてはいけないと思います。
北海道の置き去り事件のおかしな理由
そのほか、大和君の両親の話が、違ってきているのが、服装に関する証言です。
最初は緑と白のストライプのTシャツ、紺色のジーンズにサンダル、という服装と証言していたのですが、
現在は黒色のアルファベット入りのTシャツに紺色のジャージ、赤色のくつと訂正されています。
単なる記憶違いかもしれませんが、捜査の関係者によると
「この間違った証言によって全く見当違いの場所を探していた場合もある。」ということらしいです。
気が動転していたとはいえ、何かかなり不自然な証言です。
子供のその日来ていた服それも捜索を頼まなければいけないような究極の状況でしかも勘違いしてしまったままだったらまだしも途中でかなり違う服装の証言に変えるといったことは、普通考えにくいです。
あと、あの道に置き去りにされたのならば、道をそのまま車の走った方向へ歩いていくのが普通ですよね。
それで父親が現場に戻っても途中であうこともなく、これだけの人が探しても何の痕跡もない。
もし、熊に襲われたのならば血痕があるはずです。
また、警察関係者は
「大和くんのにおいをかがせた警察犬が全く反応せずに、置き去り現場から動かない。
つまり大和くんがそこにいたにおいがないということだ。」
と話している。
警察犬がにおいをたどることも全くでき無い状態というのは、どうかんがえでもおかしいです。
そもそも”事件の発生場所がその場所でない”といったことが考えるほうが自然と思います。
ま と め
これまでに手掛かりは何一つ見つかっていない。といった状況が謎につつまれて、みんなありえないといった気持になってきているのではないでしょうか。
「早く見つかってほしい。それだけ。」
と焦りを募らせる気持ちとともにこれは何か、ほかの理由があるのではないか問言った視点から考えてみました。
ほんとうに一日も一時でも早く見つかってほしいです。
追 記
北海道函館市の置き去り事件、七飯町の林道の現場の捜索が4日でおわりということが決まっていたが、本日、6月3日の朝に行方不明なっていた小学2年、田野岡大和君(7)が見つかった。
事件から7日目で中鹿部町の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で保護されたようだ。
誰もが驚いたであろう本日の結末でした。
とにかく無事であったのは、よかったです。
ただ、疑問点は残ります。
徐々に真相も出てくるかとは思いますが、現在の疑問をしらべてみました。
↓
北海道置去り事件林道から自衛隊演習場までの距離は何kmあるのか?