春に桜を堪能した後に見ごろを迎えるのが藤の花です。
藤の花は多くの種類が通常、ゴールデンウィークあたりに見頃を迎えます。
ですので、混雑することも多いのですが、ゆったりとみたいものですよね。
今回は、関東・東京での藤の花がたのしめる穴場スポット5選!
の見頃時期とおすすめ情報をご紹介します。
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【東京】藤の花の名所スポットと見頃!花まつり・ライトアップ情報も
【関東】東京の藤の花おすすめ穴場スポット5選
■藤の花のおすすめ穴場スポット①【東京都昭島市】
拝島公園
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/
昭島市にある拝島公園は、奥多摩街道傍にあります。
拝島大師、大日堂、日吉神社、戦国武将石川土佐守の娘・おねいの眼病治癒を祈願して
目を洗ったといわれる昭島市の旧跡「おねいの井戸」などがある一帯です。
その他遊具やプール、
バーベキュー(要予約)にバードウォッチングなど
色々楽しめる場所もあります。
ここの一角にある藤は
「千歳のフジ」「昭島のフジ」と呼ばれ、
根元回り約3m、樹高約2.4m、樹齢800年とされる老木の藤。
藤の木はとても長寿なのです。
こちらは、東京都の天然記念物指定になっています。
近くへ行けば藤の花の甘い香りが漂ってきて、
藤棚の下に入ってベンチに腰掛け見上げれば、
香りと視覚のどちらも魅了される立派な藤の花を咲かせています。
このように歴史も古く、隠れた藤の名所として有名です。
実は、この藤棚は2種類の藤が絡み合っていてできています。
房が長いノダナガフジ(六尺藤)と
房が短いヤマフジの3本からなっているのです。
その違う種類の藤はそれぞれの特徴があります。
ノダフジは蔦が右巻きなのに対し、
ヤマフジは左巻になっていてます。
またノダフジは根元から先端へと順番に花が咲いていき、
ヤマフジは花の咲く時間がほとんど同じです。
観賞の際には、そんな違いをゆっくりと見比べてみると面白いかもしれませんね。
このような藤ですが、一時は咲かない年もあるほどでした。
しかし地域住民や造園組合、市が「千歳のフジを咲かせる会」を発足し、
土壌改良や剪定など樹木の回復を目指した甲斐あって、
また綺麗に咲くことが出来るようになりました。
そんな地域に愛される藤の花です。
例年4月下旬~5月中旬が
藤の花の見頃となっています。
■東京都昭島市拝島町1-10-14
JR中央線立川駅 北口10番乗り場「拝島営業所行」
もしくは「拝島駅行」バスで「拝島大師」下車中央自動車道・八王子ICから約10分電話:042-544-5111(昭島市役所)
■藤の花の穴場スポット②【東京都文京区】
小石川後楽園
出典:https://blogs.yahoo.co.jp/
文京区にある小石川後楽園は、
池を中心に「回遊式築山泉水庭園」になっていて、
山、川、田園、湖などをうまく表現しているところです。
コースで他の花々を見ながら周っていると、田園近くに藤棚が現れます。
ここは藤棚が数か所にわかれているのが特徴で、
その年によって開花状況は違うものの広く楽しむことが出来ます。
5月上旬から咲き始めるカキツバタの花の田が傍にあり、
隣り合っている藤棚は他のに比べ少し低くなっているので、
開花時期がうまく合わさったときには
カキツバタと藤の花が一緒に見られるようになっていておすすめです。
藤棚も大きく見事なのですが、GW中でも人はまばらで穴場スポットの一つです。
見頃は他場所の藤の花より少し遅めの
4月末~5月上旬になります。
みどりの日は無料公開されています。
他の花々と一緒にゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。
■東京都文京区後楽1丁目
JR総武線「飯田橋」東口下車 徒歩約8分
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」(T06・Y13・N10)A1
出口 徒歩約8分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園」(M22・N11)中央口 徒歩約8分入園料:一般300円、65歳以上150円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料入園時間:9:00~16:30(閉園17:00)
※時期により変動有電話:03-3811-3015 (小石川後楽園サービスセンター)
■藤の花の穴場スポット③【東京都千代田区】
日枝神社
出典:http://hiemiko.hateblo.jp/
日枝神社は千代田区にあり、
首相官邸や国会議事堂が近くにある都会の神社です。
周囲に高層ビルが立ち並ぶ中、緑豊かなこの神社は多くの人が訪れます。
鳥居が90基奉納された稲荷参道(山王鳥居)もあり、
出世運などを上げるパワースポットと知られ、
また縁結びのご利益もあるということで女性にも人気です。
境内内にある藤棚はノダフジという種類で、長ければ25㎝にもなるとのことです。
藤の花の芳香に誘われて、蜂たちもこの都会の真ん中に蜜を求めて集まります。
ここの藤は一度散った後にも再び花を咲かせるといった珍しい特徴があり、
7月ごろに訪れた人を驚かせます。
長く楽しめる藤があるのはうれしいですね。
見頃は例年4月中旬~5月上旬となっています。
大きな藤棚をあまり混雑せずに見られて、
更に参拝や観光気分が味わえる素敵なおすすめ穴場スポットです。
4月~9月は5:00~18:00が開門時間となっています。
溜池山王駅7番出口からなら登り専用エスカレーター付きの山王橋がありますので
足の悪い方などはこちらがいいかと思います。
その他の最寄り駅も日枝神社を囲うようにしてあるので、
アクセスがしやすいのもうれしいですね。
■東京都千代田区永田町2-10-5
南北線・銀座線-溜池山王駅(出口7)徒歩3分
千代田線・丸ノ内線-国会議事堂前駅(出口5)徒歩5分
銀座線・丸の内線-赤坂見附駅(出口11)徒歩8分電話:03-3581-2471
■藤の花の穴場スポット④【東京都町田市】
薬師池公園
出典:https://ameblo.jp/7machi1zel/
薬師池公園は
「東京都指定名所」や
「新東京百景」にも指定されている町田市を代表する公園です。
一年中花々が楽しめ、
水車やあんみつなどが食べられる茶屋などがあります。
重要文化財もあり歴史を感じることが出来る広い公園です。
薬師池と売店の間に藤棚があり、
ノダナガフジが見られます。
ノダナガフジはノダフジ系で、
三尺藤、
六尺藤と言われたりとその品種群は多いです。
いずれも花房が長いのが特徴です。
長いものだと1mはあるので滝のように見え見ごたえがあります。
そんな観賞用としてもっとも多く植えられる品種で、咲き始めより少しずつ長くなっていきます。
藤棚の横にはボリュームのある八重裂きの八重黒龍藤も庭木仕立てで咲いています。
以前は藤棚の下にベンチがあって休めるようになっていたのですが、
現在では藤棚の下に通路は出来ていてベンチは撤去されており、
藤を守る為の配慮で通路以外の用途では入れないようになっています。
例年4月下旬~5月上旬が見頃を迎えています。
リードを付けていればペットも公園に入れますので
お散歩や家族で楽しんでくださいね。
■東京都町田市野津田町3270番地
もしくは「本町田経由野津田車庫行」から 「薬師池」か「薬師ヶ丘」下車。
開園:6:00~18:00駐車場:北駐車場:136台(うち障がい者用4台)
東第1駐車場:156台(うち障がい者用4台)
東第2駐車場:27台(うち障がい者用1台)
※駐車料金
1時間半まで 無料
2時間まで 50円
2時間半まで 150円(以後、30分毎に50円加算)電話:042-724-4399 平日のみ(町田市公園緑地課)
■藤の花の穴場スポット⑤【東京都新宿区】
新宿伊勢丹屋上(アイ・ガーデン)
出典:https://i.isetan.co.jp/shinjuku/
こんな都会の中でも
のんびりと自然に癒されることが出来る空間、
「新宿伊勢丹」の屋上はアイ・ガーデンという庭園になっています。
四季折々の花々を感じることが出来たり、
小さな子供が遊べるように少し遊具も置いてあるので、
お買い物に飽きてしまった子供を遊ばせながら休憩したりすることも出来る場所です。
春先には桜も楽しめるこの場所で、
5月初旬に藤色ではなく白い藤の花を見ることが出来ます。
ここアイ・ガーデンは2006年6月1日にオープンし、
どんどん緑化が進んで近年では藤も楽しめるまでになりました。
まだここで藤の花を見ることが出来ると知っている方は少ないかもしれません。
藤棚も三角屋根なので珍しいですよね。
藤の花の下でベンチに座ってのんびり出来ますよ。
お買い物ついでにで
気軽に見に来られる穴場スポットです。
この藤の時期の
開館時間は、10:30~19:00(3~10月)です。
■東京都新宿区新宿3-14-1
アクセス: メトロプロムナードB5・B4・B3出口
東京メトロ丸ノ内線「新宿三丁目駅」徒歩約1分
都営新宿線「新宿三丁目駅」徒歩約3分
JR「新宿駅」(東口)徒歩約5分
小田急線「新宿駅」徒歩約7分
京王線「新宿駅」徒歩約7分
西武新宿線「西武新宿駅」徒歩約5分
都営大江戸線「新宿西口駅」徒歩約10分
東京メトロ副都心線「新宿三丁目駅」徒歩約2分
電話:03-3352-1111
ま と め
藤の花は香りもよく現像的な姿がとても美しい花ですね。
混雑などを避けてゆっくり観賞、また近くで気軽に藤の花を見に行ける場所、
そんな穴場スポット5選をお届けしました。
ゴールデンウィークに見頃がくる藤の花をゆっくりたのしみたい方も
ご紹介した穴場スポットがご参考になれば幸いです。
もっと身近なところでは、公園などにも小さな藤棚がある場所が多いので、
立ち寄った際には気にしてみるといいかもしれません。