金婚式や銀婚式といった言葉は聞いたことあると思います。
金婚式も銀婚式も結婚生活の期間によって、お祝いする記念日です。
ただ、銀婚式って何年目の結婚記念日だっけ?
金婚式の意味や由来って?
とあらためて聞かれると
あまりしっかり理解していない方も多いのではないでしょうか?
金婚式や銀婚式の次にくるのはどんなものあるのかも気になります。
金婚式、銀婚式や結婚記念日についてみていきたいと思います。
金婚式の意味と由来
■金婚式とは?
金婚式とは、
結婚してから50年たった夫婦がそろって祝う式のことです。
50年間というととても長い期間です。
夫婦でその長い人生をともに乗り越えてきた意義を、
家族や親族、知人などを招いてお祝いするのです。
■金婚式・銀婚式のはじまりは?
そもそも結婚式とは婚姻を成立させるため、確認するための儀式です。
結婚式の習慣は、世界各国で古くからさまざまあります。
その結婚式をへて
晴れて夫婦となった日からの年月を数えて
結婚記念日をお祝いする習慣は
イギリスからはじまったといわれています。
夫婦の絆を重視するヨーロッパの考え方が反映されていますね。
その結婚記念日を祝うといった習慣は、
はじめ、
5年目、
15年目、
25年目、
50年目、
60年目の
5回の
節目節目にお祝いされていたようです。
その中の
金婚式は、50周年
銀婚式は、25周年
のお祝いですね。
しかし、
ヨーロッパからアメリカへと
結婚記念日をお祝いする習慣が伝わるようになって
毎年、結婚記念日を祝うといったスタイルに変わった
のではないかといわれています。
■日本ではじめて結婚記念日を祝ったのは?
家と家との結びつきを重視していた
日本にはそもそも個々のカップルをお祝いする
結婚記念日をお祝いするような風習はありませんでした。
その中で結婚記念日を祝う習慣が日本に伝わり、
初めて日本で
結婚記念日のお祝いが行われたのは、
明治27年3月9日のことです。
それは、
明治天皇と昭憲皇太后の銀婚式「大婚25年祝典」でした。
その「大婚25年祝典」によって
日本でも結婚記念日をお祝いするといった習慣がひろまったのです。
金婚式などの結婚記念日について
■結婚記念日の数え方は?
そもそもの結婚記念日の数え方も確認しておきます。
結婚記念日は、年齢と違って
何周年、または何回目という数え方になります。
ですので、結婚してからの
過ぎた年数、経過した年数を数えるのです。
ですので、金婚式を迎えるご夫婦は
50年間過ごしてきたといったことになります。
■金婚式は誰が主催するもの?
金婚式は誰が主催するのかというともちろん
ご本人が行ってもいいのですが、
多いのは、
父母のために子供一同が行う
といったことです。
成人している孫がおられるのであれば、
祖父母のために、
孫も一緒に加わったりします。
同居しているご家族がおられるのであればそういった方も一緒に
されることもあります。
■金婚式には何をプレゼント?
金婚式に招かれた人は、
どんなものをプレゼントとしてあげるといいのでしょうか?
もちろん、喜んでほしいといった
気持ちですのでその方々の趣味や嗜好にあったものを
贈るのがいいかと思いますが、
お祝いのプレゼントとしては、
金婚式のシンボルである「金」にちなんだ品、
また夫婦といったことから
「対(つい)」になったもの
などを選んで贈るといいといわれています。
たとえば、
金の入った蒔絵の漆器、
金を絵柄に使ったペアカップ
金杯、
といったものです。
旅行のクーポン券等も喜ばれますね。
そして、金婚式を迎える方はというとこ
ちらも金にちなんで、
引出物として、
袱紗や
金のスプーン、
金の紙に包んだチョコレートなどの
お祝いのお菓子などを用意して、
配ったりします。
銀婚式・銀婚式の次にくる記念日ってあるの?
銀婚式です。
そしてその倍の50年といった長い年月をご一緒に過ごした時に
迎えるのが金婚式でした。
金婚式を迎えるだけでもすごいなと思うのですが、
その次に記念日というのはあるのでしょうか?
金銀とくればプラチナですね。
実は、プラチナ婚式というものがあります。
この「プラチナ婚式」は結婚70周年を迎える記念日です。
また、
60周年の記念日は「ダイヤモンド婚式」
55周年の記念日は「エメラルド婚式」
というようです。
まだまだ上もあります。
75回目が「ダイヤと金婚式」
80回目が「樫婚式」
85回目が「ワイン婚式」
なのだそうです。
ここまで用意されているとは驚きですね。
ま と め
金婚式、銀婚式だけでなく
毎年訪れる結婚記念日は夫婦にとって特別な記念日だと思います。
毎年お祝いをしているという人も多いでしょう。
また、日本で初めて銀婚式をしたのが明治天皇といったことは、驚きでした。
夫婦として50年連れ添ったことをお祝いする金婚式といったお祝い、
また25年目の銀婚式は、大げさなことはなくても
やはり特別な日としてお祝いしたい日ですね。