いつも米櫃からザ~と1合、2合とボタンを押しお米を計ったり、炊飯器のメモリどおりに水を入れることに慣れている方、いざお米1合を計量カップなどで計ろうとしたときに、
えっと1合って何ccだっけ?
となったり、
炊飯器の1合炊きのメモリがないときなどにお米を炊く時の1合の水分量(ml)ってどれくらい入れたらいいの?
となったことありませんか?
お米1合を計量カップで計るときの目安やお米1合はお茶碗何杯分になるのかなど素朴なお米の計り方に関する疑問をまとめています。
ご参考にして下さいね。
お米1合を計量カップで計ると何cc?グラムは?
なんとなく、お米1合と通常の計量カップ(200cc)は同じようにおもいますが、
正確には
お米1合は 計量カップ 1杯(200cc)ではありません。
「合」はお米を計るときの体積の単位「升」というものので
10分の1になります。
つまり1合は0.1升です。
ちなみに
1斗は 100合
1俵は 400合
1石は 1000合
になります。
その「合」を 計量カップの単位になっている ml(cc)に直すと
1合 = 約 180ml (cc)
ということになります。
180mlというと
計量カップ9割ですね。
これを重量の単位 グラム(g)に直すとすると少しまた変わってきます。
そもそもお米の品種によってお米の粒の大きさは違います。
また、同じ地域で取れた同じ品種のなかでも粒ごとに水分含量や実のつまり方も違うことなどなどから、容積あたりの重量というのは厳密に標準化させるはできないのです。
ですので、おおよそで計るとすると
お米1合は約150グラム
といったことになります。
1合から5合までのcc(ml)とグラム(g)の換算表をのせておきます。
容 量 | 重 さ | |
1合 | 180cc(ml) | 150g |
2合 | 360cc(ml) | 300g |
3合 | 540cc(ml) | 450g |
4合 | 720cc(ml) | 600g |
5合 | 900cc(ml) | 750g |
お米1合を炊く時の水分量は?
次は、お米を炊く時の水分量の目安です。
お米を炊飯するときの水分量は重量を基準にする場合と、体積を基準にする場合があります。
■体積を基準にする場合
まず、体積を基準にする場合です。
基本的にはお米に対して2割増しになります。
無洗米のときは3割増しです。
先程お伝えしたように、
お米1合は計量カップで180ccです。
ですので、
お米1合を炊く場合のお水の量は
180cc × 1.2 = 216 cc
cc = ml
ですので、
お米1合を炊く時の水分量は 216 ml となります。
無洗米の場合は、
180cc × 1.3 = 234 cc(ml)
こんな感じで目安にできますね。
■重量を基準にする場合
基本的にはお米に対して4割増しになります。
無洗米のときは6割増しです。
お米の重量は 1cc = 1 g ではありませんでした。
1合あたりのお米の重量は 150g
ということで
お米1合を炊く場合のお水の量は
150g × 1.4 = 210 g
無洗米の場合は、
150g × 1.6 = 240 g
お水の重さはグラム(g)とcc(ml)は同じになりますので
近い数になっていると思います。
これで体積からでも重さでもお米を炊く時のお水の目安量がわかるということになります。
目安として他の合を炊く時のお水の量は、
お米1合に対するお水の量は 約 210cc(ml)(g)
お米2合に対するお水の量は 約 420cc(ml)(g)
お米3合に対するお水の量は 約 630cc(ml)(g)
お米4合に対するお水の量は 約 840cc(ml)(g)
お米5合に対するお水の量は 約 1050cc(ml)(g)
ですね。
また、新米や古米などお米の状態で水の量の加減はかえていくことも必要になります。
水分量が多い新米は水はちょっと少なめ、
古米だと新米よりは水分量は少ないので水は多めといった感じですね。
しかし、そもそも計量カップなど水分量をはかるものがなにもないって状態の時は、どうしたらいいのでしょうか?
そんな時は人差し指の指先ををお米の上に軽く触れて、その人差し指の第一関節までのお水の量で炊くといったこともおおよその目安になります。
これは、少しアバウトな方法なので大丈夫かなと不安になる方もおられるかと思いますが、よく使われている方法です。
何合のお米の場合でも大丈夫です。
お好みで固めがお好きならば、ほんのちょっとだけ水を少なくしたりするといいですね。
※無洗米の方が水分量が多くなるのは、無洗米は、糠を取っている分普通のお米より粒が小さくなり、その分同じ計量カップで計っても細かく詰まってと普通のお米と比べて量が5%くらい多くなるからです。
お米1合を炊くとお茶碗何杯分に?
では、お米1合を炊くとお茶碗何杯分になるのでしょうか?
上のように炊くとすると
お米1合=180cc(150g)を
お水約210cc(g)で
炊くことになります。
出来上がりのお米の量は、炊飯による蒸発は無視するとして
390cc(340g)です。
お茶碗の容量は
お茶碗1杯
小ぶりのもので 150g~160g
大ぶりのもので 200g~250g
です。
ですのでお茶碗の大きさにももちろんよりますが、
お米1合からは茶碗2~3杯
といったことになりますね。
ま と め
今回は、お米1合を炊く時の水分量はどういった目安があるのかと計量カップを使ったときと重さで計った時の目安とお米1合はお茶碗で何杯とになるのかといったことを調べてみました。
お米1合は約150グラム(g)で180cc(ml)
であること
お米1合を炊く場合のお水の量は 210g(ml)
であること
※無洗米の場合は240g(ml)
であること
お米1合からはお茶碗杯2杯から3杯
程度になることが分かりました。
お水の量はお米の体積に対して2割増しといったことを感覚的に覚えておくと便利ですね。
1石は1000合だといったことも書きましたが、「石(こく)」は1石は成人1人が1年間に消費する量にほぼ等しく、示準として使われていました。
日本では大名を○○万石大名というような使い方がなじみ深いかと思います。
1日 3合食べるとして333日分です。
それが約1000合=1石ということですね。
現在は、おかずの量などが多くなっているので、女性の方などは毎食1合、お茶碗2~3杯を食べるといったかたも少ないのかもしれませんが、昔はカロリーはやはりお米からとったということなのでしょうね。