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京都・窓もみじ美の源光庵2019紅葉見頃!アクセスと駐車場と窓の意味

京都 窓もみじ 源光庵 紅葉

京都の紅葉の風景の中でも窓で切り取られたもみじの美しさが絶景の「源光庵」。

「源光庵」の2019年の紅葉見頃やアクセスと駐車場情報や2つの窓「悟りの窓」、「迷いの窓」の意味等もお伝えします。



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源光庵(げんこうあん)

■源光庵の歴史

源光庵は、京都市北区鷹峯北鷹峯町にあるお寺で山号は鷹峰山、正式には鷹峰山寶樹林源光庵といいます。

源光庵の歴史は古く、その開基は1346年(貞和2)にまで遡り、徹翁(てっとう)国師が開山した寺院です。

もともとは臨済宗大徳寺派の寺院として創建されましたが、一時は衰退てしまいします。

その後、元禄7(1694)年に加賀・大乗寺の27代目卍山道白(かいざんどうはく)禅師がここの住職を務めたことから曹洞宗の寺院に改めらました。

そして、現存する本堂も建立されていきます。

卍山禅師は、宗祖道元禅師の教えが乱れていた当時の宗門を復古した功績から、「中興の祖」として讃えられています。

そのため山門には、「復古禅林」の額が掛けられています。

ご本尊は、釈迦牟尼佛、両脇に阿難(あなん)尊者迦葉(かしょう)尊者がおまつりされています。

本堂横には、卍山禅師が1719年(享保4)に建立された開山堂があります。

■源光庵の紅葉

源光庵の紅葉はとても美しいといわれていました。

源光庵のことはあまり詳しくない人でも、丸い窓と四角い窓が並ぶ風景は見たことがある人が多いのではないでしょうか。

「そうだ 京都、行こう」2014年のポスターが有名ですね。

京都 窓もみじ 源光庵 紅葉

出典元:http://souda-kyoto.jp/

このキャンペーンによりさらに源光庵の窓紅葉の美しさの知名度もあがり毎年、秋の紅葉の見頃の時期には、多くの観光客が訪れて大混雑しています。

源光庵みどころと窓の意味は?

源光庵でもっとも有名な本堂にある丸と四角という異なった形の「2つの窓」の意味やその他の源光庵のみどころをあげていきたいとおもいます。

■悟りの窓

向かって左に位置する丸い窓は、「悟りの窓」といわれています。

源光庵で思い浮かぶ映像は、この「悟りの窓」の方ではないでしょうか。

大きな丸い窓の直径は、約140cmほどです。

「悟りの窓」の意味するものは、「禅と円通」の心を表しています。

仏教での理想とされる「悟りを開いた姿」を、角のない円形で表しているといわれています。

丸い窓は、悟りの究極の境地である「大宇宙」の象徴だということです。

京都 窓もみじ 源光庵 紅葉

■迷いの窓

向かって右側の四角の窓は「迷いの窓」といわれています。

四角形の窓の意味は、「人間の生涯」をあらわしているといわれます。

角ばったところをもつ四角形が、

仏陀が提唱した、人生最大の苦しみである「生・老・病・死」の四苦八苦の象徴だということです。

また、角ばった様子は悟りを得る前の人の姿でもあり、迷いの克服を経て、やがて左の「悟りの窓」のように角が取れていく、とされています。

京都 窓もみじ 源光庵 紅葉

■源光庵の入口の窓

源光庵に行くには、まっすぐに伸びる北山杉の参道を歩いていくことになります。
そして山門へでてきます。
唐風の山門もとても絵になり、フォトジェニックなスポットです。
その山門にも丸窓様の輪があるのですが、こちらも禅の教えを表したもので「悟りの窓」と同じく、仏教での理想である「悟りを開いた姿」を意味しているといわれています。
 京都 窓もみじ 源光庵 紅葉

■血天井

源光庵といえば、先ほどの「2つの窓」と「血天井」がでてきます。

「悟りの窓」、「迷いの窓」の禅の世界とは打って変わって、こちらは歴史のほの暗さを感じさせるところです。

「血天井」は、源光庵の本堂の天井に残っている血痕やリアルな手形や足型のことです。

何故天井にこんなものがと思いますが、実はここで戦いがあったわけではありません。

この「血天井」は、もともとは伏見城の廊下の板でした。

伏見城は関ケ原の戦いの前に、徳川方の拠点の一つとなっていた城です。

その関ケ原の戦い直前「伏見城の戦い」で石田三成の軍勢が城を包囲し落城した時に、徳川家康の家臣・鳥居元忠一派の多くが自刃し、凄惨な戦いの跡は廊下の血痕となって残りました。

その霊を供養するため、源光庵をはじめとしたいくつかの寺院に分けられました。

そのひとつが、源光庵の「血天井」なのです。

戦国の世で命を散らした人々の痕跡がリアルに現代でも感じられます。

■源光庵の庭園

源光庵の庭園は、伝統的な日本の庭のスタイルの庭園です。
借景(しゃっけい)と呼ばれる、自然の雄大な風景を庭園の一部であるかのように利用する造園法を用いています。
ここでは、京都市内の北山を庭園の一部にしています。
そのように北山を借景とした見事な枯山水の庭園です。
「鶴亀の庭」は、本堂と書院の北にあり、書院の縁側に座り眺めることができます。
紅葉の時期には、なかなかゆっくり座ってながめにくいのですが、運良く座る場所が空いたら、ゆったりと鶴亀の庭の紅葉を観賞して下さい。
京都 窓もみじ 源光庵 紅葉

源光庵撮影禁止について

源光庵では、一部立ち入り禁止場所を設けられています。
立ち入り禁止場所は、人気がある「悟りの窓」と「迷いの窓」の前です。
そのため、人が写り込むことなく源光庵の紅葉の写真を撮影する事が出来ます。
撮影する位置によって、丸い窓の中の景色は変化します。

自分がベストな「悟りの窓の紅葉」を撮影したいですね。

しかし、人気の場所だけあり、「悟りの窓」の前は混雑します。

ただ、しばらく待っていれば前列での撮影が可能になると思います。

「迷いの窓」は「悟りの窓」よりは比較的、人は少ないです。

「京都へ行こうキャンペーン」のときは、観光客が大勢押し寄せ、混雑とマナーの悪さから今シーズンは11月中は、堂内撮影禁止となりました。

12月は撮影禁止は解除されたようですが、そのようなことにならないためにもマナーを守ってお互い譲り合って撮影しましょう。

源光庵2019紅葉の見頃と拝観料

庫裏改修工事のため、拝観を長期休止いたします。
(拝観再開予定 2021年秋頃)

源光庵の2019年の紅葉の見頃と拝観料です。(休止)

時  間 : 9:00 〜 17:00

見  頃 : 11月中旬~11月下旬

参  拝 料   : 大人(中学生以上)400円、小人200円

※紅葉期間は、大人500円(11/1~11/30)

電話番号 : 075-781-2954

源光庵アクセス方法と駐車場



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源光庵への行き方です。

■京都駅からアクセス方法

京都駅から地下鉄烏丸線 乗車 → 「北大路駅」下車 →

市バス北1系統に乗換 → 「鷹峯源光庵前」下車 → 徒歩約1分で入口に到着

■源光庵駐車場

源光庵の駐車場は、20台ありますが、紅葉の見頃の時期(11月)は、駐車場が利用できません。
周辺の有料駐車場の利用が必要です。

また、紅葉時期は、混雑と渋滞が予想できますのでできるだけ公共交通機関を使うようにしましょう。

この時期は市バスの臨時増便があるため、公共交通機関を利用してのアクセスもそれ程不便ではありません。

■ 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47 源光庵

ま と め

京都・窓もみじ美の源光庵2019年の紅葉見頃とアクセス方法と駐車場情報と窓の意味をお伝えしました。

源光庵の窓もみじや庭園の紅葉は、京都の紅葉の名所のひとつですね。

ゆるやかな坂道がのびる鷹峰(たかがみね)街道を上がっていくと、源光庵が見えてきます。

有名な窓のにも実は仏教的な深い意味が込められていたのですね。

「迷いの窓」で自分自身を振り返り、「悟りの窓」で自分本来の姿を見つめ直すのがおすすめの鑑賞方法ですよ。

美しい景色に心洗われながら、源光庵の紅葉で日ごろの自分を顧みる時間が過ごしてくださいね。