冬に食べる果物というと一番最初にイメージするのがみかんですね。
「こたつであたたまりながらみかんを食べて年末番組を見る!」
というのが日本人の定番の1つとも言えます。
そんな冬場に食べることの多いみかんですが、実は様々な栄養素を含んでいます。
では、毎日食べるとどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
みかんの栄養素から美容への効能などをみていこうと思います!
みかんの栄養素やカロリー!手が黄色くなる栄養素は?
■みかんの栄養素
まず、みかんには様々な栄養素が含まれています。
まず、美容効果のある
ビタミンCや
ビタミンE、
ビタミンA
が含まれています。
その他にもビタミンCをサポートする
ヘスペリジンや食物繊維、
ミネラルやクエン酸
も含まれています。
■みかんを食べると手が黄色くなるのは何故?
そして、皮の部分には、
βクリプトキサンチン
という成分が含まれています。
みかんの皮を何度も剥くと手が黄色くなってしまいますが、
その原因がβクリプトキサンチンです。
これは放っておいても治るので心配いりません。
■みかんのカロリー
そしてみかんのカロリーは品種により多少異なりますが、
大体1個で40~50カロリーです。
これはオレオクッキー1枚と同じくらいのカロリーです。
つまり、みかんは、
一般的なお菓子に比べるとかなりの低カロリーということです。
みかんを食べることによる5つのメリット
では、みかんを毎日食べると我々の体にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
■みかんのメリット1【美肌効果】
未完に多く含まれている栄養素であるビタミンCは非常に不安定で水溶性なのです。
そのため、摂取しても体内にスムーズに吸収されない場合があります。
しかし、みかんにはビタミンCとともに
ビタミンCの働きをサポートするヘスペリジンが含まれています。
そのため、ビタミンの働きを効果的にすることが可能なのです。
ですのでみかんを食べることによって
美肌にする作用が期待できます。
では、どれくらい食べればいいのかというと、みかんは、
1日に2~3個食べるだけで1日分の必要摂取量
を摂ることができます。
これぐらいだったら知らないうちに食べてしまっていそうですね。
■みかんのメリット2【風邪予防】
みかんの栄養素、ビタミンCには免疫力を高める効果もあります。
そして、みかんにはシネフェリンという成分も含まれています。
シネフェリンにも免疫力を高める効果があります。
そのため、
ビタミンCとの相乗効果で、
風邪予防効果
が期待できます。
■みかんのメリット3【疲労回復効果】
みかんを食べると酸味を感じますが、それは
クエン酸を含んでいるからです。
疲れると酸っぱいものが食べたくなるという方は多くいますが、
その理由は酸味の元である
クエン酸に疲労回復効果があるからです。
そのため、
少し疲れた時にみかんを食べると疲労を軽減することができます。
■みかんのメリット4【便秘改善効果】
みかんには食物繊維と水分が豊富に含まれています。
皮を剥くと、果実に白い筋が付いていますが、これが
ペクチンという食物繊維です。
そのため、みかんを毎日食べることで、
腸内の老廃物の排出を促し、便秘を改善することができます。
便秘改善のためにみかんを積極的に食べるなら、
白い筋を取らずにそのまま食べることをおすすめします。
■みかんのメリット5【がん予防】
みかんの皮にはβクリプトキサンチンが含まれていますが、この成分には
発ガンを抑制する作用があります。
しかし、皮ごと食べる人はあまりいません。
みかんの皮はワックスなどがついている場合もあるので、
皮を食べる場合は、よく洗うことが必要です。
もしβクリプトキサンチンの効果を期待してみかんの皮を食べるといったことなら、
皮が薄くて無農薬のものを購入するといったことをおすすめします。
また、地方によっては鍋の具材にみかんを入れるものもあるので、
そのような料理ならおいしく皮ごと食べられますね。
みかんを食べることによるデメリット
このようにみかんを毎日食べると我々の身体に様々なメリットがあります。
しかし、食べ過ぎてしまうと、デメリットとして影響が出てしまう場合がありますので注意しましょう。
みかんのデメリットとしては、
まず、
みかんには食物繊維と水分が含まれているため便秘解消に効果的ですが、
食べ過ぎてしまうとその水分により身体を冷やしたり、
その冷えからむくみを生じてしまう場合があります。
また、
お腹を壊してしまう可能性もあります。
そのため、いくら身体に良いと言っても食べ過ぎないようにしなければいけませんね。
ま と め
冬場に食べることの多いみかんですが、実は様々な栄養素を含んでおり、
毎日食べることで美肌効果を高めたり便秘を予防する効果があります。
また、免疫力を高める効果もあることから、風邪のひきやすい季節におすすめの果物と言えます。
しかし、効果を高めようと、一度に食べすぎるとお腹を壊したり、冷えやすくなってしまうので、摂取量には注意が
必要です。
目安としては1日2~3個がおすすめです。