桜の季節素敵です!
各地に名所と呼ばれるところは、たくさんありますね。
今回、ご紹介したいのは、奈良の宇陀市にある日本一の枝垂桜といわれる又兵衛桜です。
その2018年の見頃と開花情報とアクセス方法と駐車場や又兵衛桜の名前の由来やとともに又兵衛桜周辺の温泉や食べ物などのおすすめ情報などとともに見事な桜の花を咲かせる満開時の写真画像をお届けします。
又兵衛桜の名前の由来は?
又兵衛桜は1本の枝垂桜です。
まわりに50本ほどの桃があって色の対比がとても鮮やかです。
樹齢は、300年もあり、幹の周りは3mを超え、樹の高さは13m
枝ぶりも見事な日本一ともいわれる枝垂桜の又兵衛桜ですが、名前の由来はどういったものなのでしょうか?
■後藤又兵衛の植えた桜
又兵衛桜の又兵衛とは、
大阪夏の陣で活躍した戦国武将「槍の又兵衛」と言われる後藤又兵衛のことです。
1615年5月8日大阪夏の陣で豊臣方は敗退した後、
後藤又兵衛は、再挙兵を夢見てこの地に(奈良県宇陀市)落ち延び、
その後に僧侶となって一生を終えたという伝説あります。
そのとき、姓も「後藤」から「水貝」に変えて静かに暮らされたということです。
この土地には、「後藤」姓の家が数件あり、この垂れ桜がある地域も、
後藤家の屋敷跡にあることから地元では「又兵衛桜」と呼ばれるようになったといったことが名前の由来です。
後藤又兵衛は、豊臣側の武将ですから、
大阪夏の陣で徳川の大軍を相手に何度も押し返したものの、
最期は豊臣秀頼から授かった脇差「行光」で家来に自分の首をはねさせたと言うことに
通常の歴史ではなっています。
しかし、そのとき戦場でなくなったのは、
又兵衛の家臣で又兵衛自身は生き延びたと説もいくつか残っています。
その一つが、この奈良の地で僧侶になったという説です。
ちなみに、
昔から知っていた松山城主の加藤義明を頼って落ち延び百姓となったと言われる愛媛県伊予市にいった説や
大分県中津市に知人女性を頼っていったという説もあります。
■大河ドラマで全国的に有名になった又兵衛桜
古くより一部の写真家に愛されていた又兵衛桜ですが、
実は、20数年前までは、あまり地元でさえ騒がれていませんでした。
しかし、その写真家のうちの一人が写真コンクールで優勝したあと、
NHK大河ドラマ「葵三代」のオープニングにこの映像が使用されたことから全国的に有名になりました。
そして、毎年多くの花見客で賑わう奈良県を代表する桜スポットになりました。
あまりに急に有名になったために周辺の公園化をすすめたり、たいへんだったようですね。
しかし、今では周りも整えられ、菜の花も含めていい感じの風景になっています。
夜桜のライトアップもはじめは素人のものから、プロの演出家に頼むことによりかなり進歩し、
又兵衛桜の美を究極に引き出された演出となっていました。
幻想的なライトアップでの夜の又兵衛桜も好評だったのですが、
2015年からはライトアップは中止となっています。
又兵衛桜のアクセス方法と駐車場の場所
■又兵衛桜の場所
場所:奈良県宇陀市大宇陀本郷477
■又兵衛桜に車で行く場合
・大阪・名古屋方面からの場合
名阪国道(針IC)から、針から約40分程度です。
国道369号線 →
市道、国道370号線を経由し、国道166号線に入り、(大宇陀)へ
(大宇陀温泉あきののゆ・宇陀CC・阿騎野GCの看板のどおりに、大宇陀・吉野方面へ南進)
国道166線に入れば各所に桜の案内板もあります。
・三重方面からの場合
名張から約40分程度です。
国道165号線 →国道370号線を経由し国道166号線に入り、(大宇陀)へ
(大宇陀温泉あきののゆ・宇陀CC・阿騎野GCの看板どおりに、大宇陀・吉野方面へ南進)
国道166線に入れば各所に桜の案内板あります。
・桜井方面からの場合
桜井から約20分程度です。
国道165号線から国道166号線に入り、(大宇陀)へ
(大宇陀温泉あきののゆ・宇陀CC・阿騎野GCの看板どおりに、大宇陀・吉野方面へ南進)
・吉野方面からの場合
吉野町から約20分程度です。
国道370号線から国道166号線に入り、宇陀市大宇陀へ
(大宇陀温泉あきののゆ・宇陀CC・阿騎野GCの看板どおりに、大宇陀・吉野方面へ南進)
■又兵衛桜の場所周辺の駐車場
又兵衛桜の公園周辺には、駐車場はあります。
駐車料金は、
普通車500円~
大型車3,000円
といった価格帯です。
近くまでいくと民間の係りの人が駐車場の案内をしています。
い
※周辺に民間駐車場は約500台分ありますが、満開時期の土日はかなり混雑する予想です。
※開花期間中は、交通規制(一方通行)が有ります。
■電車やバスの場合のアクセス
近鉄 榛原(はいばら)駅から奈良交通「大宇陀」行バスに乗って
「大宇陀」終点下車までで17分です。
バス停より、徒歩約20分です。
合計で40分程度です。
※見頃期間中は、近鉄榛原駅から奈良交通臨時バスの運行有りますが、通常は1時間に1本程度の運行であるので時刻表は確かめておきましょう。
2018年又兵衛桜の開花情報と見頃はいつか?
又兵衛桜は、大宇陀は寒冷の地なこともあって一般の奈良県の桜開花情報より1週間程度遅れるといった感じです。
4月上旬~中旬あたりが標準の又兵衛桜の見頃といったことですね。
最近は、少し早めの3月の末頃に開花し、4月の1週目あたりが見頃でした。
2016年は 開花が、3月29日で4月3日が満開、
2015年も2014年も開花が、3月31日で4月6日が満開という感じでした。
このようにその年の寒暖差によってももちろん開花時期も見頃も若干かわります。
2017年は、なかなか寒い日がぬけなったせいもあって2016年より遅めでした。
4月10日で七分咲き開花で、
満開は4月11日頃でした。
2018年は桜の開花が全体的に
例年よりはやいといったことですので
3月31日土曜日、
4月1日の日曜日
ぐらいには見頃になるのではと予想されます。
4月4日には満開になっています。
やはり土日では、4月1日が一番の見頃でしたね。
又兵衛桜の満開の画像
桜の後ろの桃の花と菜の花のコントラストが鮮やかですね。
又兵衛桜のおたのしみ
4月上旬から中旬には「桜まつり」が開催されています。
又兵衛桜の下では、又兵衛桜をはじめ、宇陀の名所の切手やさくら奈良漬、さくらワンカップ、おぜんざいや牛乳パックで作られたパステルカラーが春らしい手すき レターセットなどが販売されてます。
また、公園の近くに草餅やさんしょうなどを販売しているところもあります。
その中で是非おすすめなのがこんにゃく串と
そして、帰り道の「道の駅」にある温泉スタンドです。
■こんにゃく串
又兵衛桜への道の途中のお店にで売っているこんにゃく串です。
ゆずみそなどを自由につけて食べるのですが、これがすごいやわらかくておいしいのです。
昔ながらの木灰仕込のこんにゃくです。
普通のこんにゃくの弾力を想像してかむとあまりの感触の違いにおどろきます。
1本 120円です。
■温泉スタンド
温泉スタンドも道の駅「宇陀路大宇陀」にあります。
あきののゆの源泉を購入できるのです。
【住所】 奈良県宇陀市大宇陀拾生714-1
pH9.5の名湯アルカリ泉質 人気の源泉ですよ。
40リットル100円です。
又兵衛桜の周辺温泉もおすすめ
又兵衛桜の周辺は温泉もあり、桜をめでた帰りに温泉にといったコースがお勧めです。
■大宇陀温泉あきののゆ
柔らかなぬめりのある美人のいで湯「大宇陀温泉あきののゆ」
日帰りの温泉施設です。
プールもあり、温泉の入浴料金を支払えばプールも楽しむことができます。
【住所】 奈良県宇陀市大宇陀拾生250−2
営業時間:10:00~21:00
定休日:毎週木曜(4月・8月は無休)
【電話】0745-83-4126
料金は
平日 700円 (小人 350円)
土日 800円 (小人 400円)
です。
■椿寿荘(ちんじゅうそう)
本郷温泉かぎろひの里「椿寿荘」は、無色透明の柔らかい泉質の温泉です。
又兵衛桜から徒歩で10分という近い場所にあります。
日帰りプランあるようですが、利用可能時間などは問い合わせをしてから向かってください。
源泉からの温泉水を循環・加水しています。
眺めがよくくつろぎと安らぎの温泉です。
【住所】 奈良県宇陀市大宇陀本郷267
【電話】 0745-83-1303
ま と め
又兵衛桜は、本郷の瀧桜とも呼ばれていたことからもわかるように満開時には圧巻と言われるほどの枝垂桜です。
最近では、7~10万人の人が毎年訪れるほど有名になった又兵衛桜の由来やアクセス方法と駐車場場所と2017年の見頃と開花情報についてお伝えしました。
又兵衛桜の周辺近くの地域に行くには、維持管理の協力金としておひとり100円をお願いされています。
まわりには温泉もあってゆっくり大宇陀を楽しむことができますよ。
桜の見頃は短いので人が集中しますので、土日は混雑を覚悟してゆっくりとした日程を組んでいってくださいね。
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