2019年の天皇誕生日の国民の祝日はないといわれていますが、
どうしてなのでしょうか?
明治天皇、大正天皇、昭和天皇の天皇誕生日のいつなのか、歴代の天皇誕生日は、その後祝日のままなのか?
平成天皇の誕生日は12月23日は、今後祝日になっていくのかも気になります。
そのあたりを調べてみたいと思います。
2019年の国民の祝日は何日?2018年と比較すると!
2019年の国民の祝日は、
どのようになっているのでしょうかその日にちを2018年と比較してみます。
国民の祝日 | 2018年 | 2019年 |
元旦 | 1月1日 | 1月1日 |
成人の日 | 1月8日 | 1月14日 |
建国記念日 | 2月11日 | 2月11日 |
春分の日 | 3月21日 | 3月21日 |
昭和の日 | 4月29日 | 4月29日 |
憲法記念日 | 5月3日 | 5月3日 |
みどりの日 | 5月4日 | 5月4日 |
こどもの日 | 5月5日 | 5月5日 |
海の日 | 7月16日 | 7月15日 |
山の日 | 8月11日 | 8月11日 |
敬老の日 | 9月17日 | 9月16日 |
秋分の日 | 9月23日 | 9月23日 |
体育の日 | 10月8日 | 10月14日 |
文化の日 | 11月3日 | 1 1月3日 |
勤労感謝の日 | 11月23日 | 11月23日 |
天皇誕生日 | 12月23日 |
このようになります。
比べてみると
国民の祝日は、
第〇の△曜日といった決められ方なので日を限定して
毎年何日と決められていないものや
「春分の日」及び「秋分の日」のように
国立天文台が、
毎年2月に翌年の「春分の日」、「秋分の日」を官報で公表することによって決定する祝日
もありますので、日が前後するものはありますが、
2018年と2019年の日程は、
ほとんどかわりありません。
ただ1点違うのが
天皇誕生日がなくなっているということです。
ちなみに振替休日や祝日にはさまれることによってできる「休日」は、
2018年は、2月12日、4月30日、9月24日、12月24日、
2019年は、現在のところ
5月6日、8月12日、11月4日となります。
天皇誕生日(てんのうたんじょうび)とは何をするの?
■天皇誕生日とは?
日本の国民の祝日の一つである天皇誕生日は、
国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)
第2条で定められている
今上天皇の誕生日を祝う日です。
天皇誕生日は、慣例により日本の国家の日とされ、
昭和23年(1948年)までは、『天長節(てんちょうせつ)』と呼ばれていました。
平成天皇在位の1989年(平成元年)からは
12月23日ですね。
■天皇誕生日には何をするの?
天皇誕生日には、何が行われるかというと
宮中での祝賀の儀、
宴会の儀、
茶会の儀、
や
一般参賀
が行われます。
伊勢神宮を始め、各地の神社では天長祭が行なわれます。
ちなみに皇后の誕生日は
『天長節』に対して『地久節』と呼ばれますが、国家の祝日ではありません。
■2019年の天皇誕生日はどうなる?「消える」理由
2019年の天皇誕生日の国民の祝日はどうなるのでしょうか?
2019年の天皇誕生日が消えたといわれる理由はこういったことです。
平成天皇在位の1989年からは、
天皇の誕生日の国民の祝日は、
平成天皇の御誕生日である12月23日でした。
ちょうどクリスマスイブの前日
年末のその年の最後の祝日ですね。
しかし、
2019年は12月23日の時点では、
平成天皇は退位されています。
皇太子徳仁親王の天皇即位されています。
そして、新天皇の誕生日は、
2月23日です。
その新天皇の天皇誕生日は、
2017年(平成29年)6月16日に公布された天皇の退位等に関する皇室典範特例法で
2020年から
天皇誕生日が2月23日なると決められているのです。
こういった理由で2019年は天皇誕生日がない年になるのです。
天皇誕生日がない年というのは、
1948年の祝日法の施行以来、初めての年
となります。
明治・大正・昭和の天皇誕生日!歴代の天皇誕生日は祝日に?
■天皇の誕生日はいつから祝日に?
では、現在の日本は天皇の誕生日は祝日となっていますが
いつの時代からそうだったのでしょうか。
天皇誕生日が祝日となったのは明治天皇の時代からです。
それ以前は、お祝いの日ではあっても
休日扱いにはならず、普段通り仕事はありました。
■【明治・大正・昭和・平成】歴代の天皇誕生日は祝日に?
明治・大正・昭和・平成の天皇誕生日を見てみましょう。
・明治天皇 11月3日
・大正天皇 8月31日
・昭和天皇 4月29日
・平成天皇 12月23日
大正天皇の御誕生日である
8月31日というのは、
猛暑の時期なので式典は10月31日に行われていました。
ですので祝日は8月31日と10月31日の両方だったようです。
■歴代の天皇誕生日は祝日になる?12月23日は?
現在、
明治天皇の誕生日11月3日は文化の日です。
昭和天皇の誕生日4月29日はみどりの日です。
昭和天皇の崩御後は「みどりの日」と言われ祝日であることは変わりませんでしたが、
その後、「昭和の日」と改名され、みどりの日は5月4日になりました。
そして、
大正天皇の誕生日8月31日は平日です。
平成天皇の誕生日12月23日は祝日になるのでしょうか?
もしかしたら12月23日も昭和天皇のように何かしら形を変えて残るかもしれませんが、
2019年以降の12月23日については、
それまでに天皇誕生日に代わる新たな名称の祝日が
国民の祝日に関する法律で定められない限り、平日となります。
ま と め
このように2019年は天皇誕生日がないというめずらしいカレンダーとなってきます。
1948年の祝日法の施行からみても天皇誕生日の「国民の祝日」がない年ははじめてなのですね。
平成天皇の誕生日12月23日は今度どうなるのかわかりませんが、年の最後の祝日としてなんだかの記念日の祝日として
残してほしい気もしますね。