7月31日の都知事選で都民から選ばれた小池百合子知事です。
都知事になってから東京オリンピックに向けての取り組み、予算の見直し、築地移転問題、次々と取り組まなければいけない問題が山積みである。
そんな小池百合子都知事は9月7日にボーナスなどを含めた知事給与を半減するための条例案を、28日開会予定の都議会定例会に提出する意向を示した。
都知事自らが身を切る姿勢を示し、都政改革を進める狙いだといいます。
そんな都知事のことほかの知事の年収の年収とともにいまさらきけない知事のことを仕事や休暇や勤務時間などを調べてみたいと思います。
東京都知事について
東京都知事は、ご存知の通り、東京都民の投票により選ばれます。
今回の2016年の都知事選有権者数は1127万4080人です。
今までの中で一番多い有権者数になります。
7月31日に行われた東京都知事選で小池百合子氏が得た得票数は、約291万票です。
都選挙管理委員会のデータによると、歴代で4番目に高い得票でした。
初当選時の得票数では2番目だそうです。
■東京都の予算規模
東京都の年間予算は約13兆円に上り、これは、ほかの府県のおおよそ10倍になります。
スウェーデンやインドネシアの国の予算と同じくらいの金額ですね。
そのうえ東京都は国の交付金や補助金に依存していないということがあります。
そのため東京都知事はその巨額の予算の裁量権も非常に大きいとされています。
もちろん都知事が好き勝手に使えるわけではなく、実際にお金を動かすには、都議会の承認を得てからになりますね。
■東京都知事の部下となるのは?
都知事の部下というか指示のもとで動く機関は都庁、都立学校、警視庁、東京消防庁などの職員です。
約16万人いるそうです。
飛び抜けて多い人数です。
東京都より職員がいるのは、すべての省庁や府県のうちで、自衛隊のある防衛省だけです。
「都」というのは府県と市の2つの役割を合わせた都市制度です。
そのトップにはの東京都知事ということは「知事」と「市長」の2つの権限があるということです。
こういったことが、ほかの知事とちがって都知事を特別な存在している権力が集中している状態にしています。
■勤務時間は何時から何時までになるの?
東京都知事の勤務時間は決まっていません。
何故かというと知事は普通の東京都の職員とは違い特別職であるからです。
そのため、勤務時間のきまりはありません。
逆に言うとその分一日中、東京都のために頭を働かしていたり、動いていかないといけないともいえます。
夏休みや冬休みも定められていません。
育児休暇などの決まりもありません。
もちろん休暇をとってはいけないといったことではないです。
前の舛添要一氏も温泉やら別荘といったところいっていましたね。
東京都知事の仕事は?
東京都知事の仕事は多岐にわたります。
まず、東京都民のために地域の行政サービスや公共施設を整備したり、地域の住民が住みやすい環境を作ることですね。
具体的にいうと
・予算案を決めて都議会に提出する。
・条例案を決めて都議会に提出したりすること。
などが主な仕事になります。
東京都の予算案とは簡単に言うと1年間の県の収入と支出の見積もりのことですね。
都知事が提出する予算案が都議会で議決されると、その予算案がその年度の予算になります。
あと都知事の大事な仕事は県が制定する条例案を都議会に提出することですが、この条例案の提出は都知事でなくても議員が議会に提出することもできます。
都民を代表して国に対して陳情を行ったりすること。
大きな地震や津波などの災害が起きた時に関係機関を指揮したり命令したりして都民を助けること。
です。
これらはほかの県知事などと同じなのですが、
日本の首都の顔として、外国と交流することも都知事の大切な仕事です。
東京にいる各国の大使や海外から来る大切な人が都知事を訪れますので外国の首相などの要人の接待や会談なども都知事の大事な仕事になります。
東京都には外交を担当する外務部という部署もあります。
そこに儀典長という外務省から来ているとがいて東京都知事が外国の人とスムーズに交流するのためのサポートをしています。
これからの4年間は東京オリンピックが控えているのでそのオリンピックを成功させるためのさまざまなことももちろん大きな仕事になります。
東京都知事になるには?
その都知事になるためにはどんな方が立候補できるのでしょうか?
要件は、日本国民であることと
満30歳であることですね。
ちなみに市町村長は25歳以上です。
任期は1期が4年です。
東京都知事は小池百合子氏で9人目になります。
このうち4人は10年以上、都知事をつとめられています。
最近は、任期の途中での辞職といった方が続きましたが、いったんなると基本長く務められる場合が多かったです。
首相は戦後30人以上いることから考えても東京都知事は長いということがわかります。
選挙で東京都知事が選ばれるようになったのは、第2次世界大戦が終わった2年後の1947年からです。
それ以前は国が選んだ東京都長官と呼ばれる人が東京都の長でした。
何期でも当選すればできるのですが、今までの最長の都知事をされているとは鈴木俊一氏で4期16年になります。
知事の年収ランキング
今問題になっている東京都知事のお給料です。
月収で約145万6千円
条例で決められています。
ボーナスを入れて
年収で2896万3480円
それを小池百合子知事は半額にといったことをいっているのですね。
月収の半額なのかボーナスも含めての年収の半額なのかはといわれていましたが、
小池百合子知事は改革への強い決意を見せるため、今年度は、ボーナスなどを含めた総額を半減させ、年収約1450万円とする方針を固めたようです。
ではほかの知事はどのようになっているのでしょうか?
今回は、都道府県知事で年収が高い順に1位~10位までまランキング形式で紹介します。
1位:東京都 約2896万円
月収 145万5千円
2位:神奈川県 約2320万円
月収 145万円
3位:埼玉県 約2272万円
月収 142万円
4位:千葉県 約2224万円
月収 139万円
5位:広島県 約2222万円
月収 138万9千円
6位:北海道 約2208万円
月収 138万円
7位:愛知県 約2166万円
月収 135万4千円
8位:福岡県 約2160万円
月収 135万円
9位:兵庫県 約2144万円
月収 134万円
9位:茨城県 約2144万円
月収 134万円
9位:岐阜県 約2144万円
月収 134万円
※年収はボーナス分を推定加算しています。
このように上位の県は同じような基準が並んでいます。
今回小池百合子都知事が半額にといったことになると各知事にも波紋がでてくるかもしれませんね。
ま と め
今回、小池百合子さんは公約もあって知事の給与を減額としていますが、年収についてはやはり責務も大きいことですし、もらう分はもらわれてもいいと思います。
それよりも利権などに係るうらのお金での無駄に対する取り組みを徹底的にしていってほしいです。