先日から問題になっている、築地市場の移転先の豊洲市場の土壌汚染問題です。
盛土をすることに決まっていた土地に建物下の空洞があったことがわかってから、何故そんなことになったのか疑問と憤りがでてきています。
結局、地下空間をつくることを指示したのは誰だったのでしょうか。
この件に関してやはり当時の東京都知事の石原慎太郎氏が原因だったのではといった事実がでてきました。
今回はその豊洲市場地下空間を造ることの指示ととられる石原慎太郎氏のことばなどを見ていきたいと思います。
豊洲市場地下空間を造ることを指示したのは誰?
そもそもこの問題は、土壌汚染対策のために豊洲市場の敷地全体に行ったと東京都が今まで説明してきた盛土が、実際には主要な建物の地下では行われていなかったことが判明したことです。
そして、その豊洲市場の建物の下の地下空間には、水が溜まっているとのことが問題視されています。
そこで明らかになってきたことは、当時の都知事であった石原慎太郎氏がその地下空間をつくるきっかけをつくった原因であるということです。
豊洲の土壌汚染についての「専門家会議」で敷地全体に盛り土をすることでの提言をまとめて
解散したのは2008年7月のことです。
しかし、その4か月後の11月~12月には、「技術会議」」で建物下の地下空間の活用案を東京都の職員が提示しています。
そしてその案のまま地下空間のある建物の設計図が作成されたのが2011年6月そして11月に土壌汚染対策工事が着工されています。
石原慎太郎氏が原因?
その当時の東京都知事 石原慎太郎氏は、おととい出演されたテレビ番組でこういった発言をしています。
この地下空間の件について
「聞いていません。僕はだまされたんですね。
それにもう一つ豊洲市場移転問題でもスキャンダルでそうなんです。」
とも発言。
「やっていないことをやっていないってことにするのですかね、現場の人間しかやっていないことはわからない。
都の役員は腐敗しているね。」
とまで言っています。
しかし、2008年の毎週行っていた定例会見でこのような発言をしているこことがわかったのです。
土壌の汚染をどうやってクリーンアップするかということでなく、もっと違う発想でとらえたらどうだ。
それは一回その土地をどこかに全部土を持っいってそこで違う方法で焼くとか何かして汚染をとる。
そして、土を全部さらっちゃったあと地下2階くらいですかね。
3m、2m、1mそうゆう段階の要するに箱ですね
コンクリートの
その上に市場のインフラを支えるそのほうがずっと安くて早く終わるんじゃないかということでしたね。
土壌汚染をどうして回復するかそういう発想だけじゃなくてね
思い切って違うベクトルといったものを考えたほうがいいと私がかねがねいったけどそれがどう伝わったのか・・・。
といったことを言っています。
この発言を定例議会で石原慎太郎元都知事がしたのは、「専門家会議」が解散する前の2008年の5月のことです。
石原慎太郎氏の発言は直接指示したといったことではありません。
しかし、担当者からすると都知事のこういった発言、トップのつぶやきを普通部下がどうとらえるのでしょうか?
その時の豊洲の建物の長としていたのは中央卸売市場長の比留間氏です。
都の職員や比留間氏が過剰に反応したのでしょうか?
これは、命令に受けとっても仕方がない状態だったといいます。
「専門家会議」というの提案であったとしてもこの現職の知事の発言を優先した計画変更はありえるといったことなのです。
知事のお墨付きといったことになる以上にやってないと後で叱咤されるといったことになるようです。
役所のやり方は「専門家会議」といった審議会においては形を整えるためのものであるもの決定権はないのです。
それゆえに地下の空洞をつくるといった設計になったということですね。
ま と め
市場関係者も不安と不満と怒りを表し、豊洲市場への信頼がどんどん失われています。
石原慎太郎氏の発言は、映像も残っているので定例会見で上のような意見を当時言っていたことは確かです。
こういった経緯で豊洲市場の地下の空間が盛土をすることを変更してできたのだといった流れは少し、明らかになってきました。
しかし、誰がといったことがきっかけが分かったとしても地下に水が溜まっている状態で放置していたと東京都の姿勢にあまりにも無責任であると怒りを覚えます。
どれだけの関係者が迷惑をもこうむっているのかといったとをわかっているのでしょうか。
とにかく、小池百合子知事は地下水の水質だけでなく、大気も調べるようにと指示されたといいます。
今まで知らされたことが事実でなかったことが多かったわけです。
そのことによって東京都の信頼が失墜している今、調査結果のクリーンな開示方法も考えて欲しいですね
豊洲市場の設計会社と盛土業者はどこかと当時の東京都知事は誰?
。