春の味覚といえば山菜があります。
その中でも人気が高いのがわらびです。
おひたしでも炊き込みご飯でも美味しく食べれますが、
そのためには下処理が必要です。
それが「アク抜き」です。
「アク抜き」というと面倒で時間がかかるイメージがあります。
しかも失敗すると渋みが残ってしまいます。
今回は、わらびのアク抜きの方法、重曹・灰・小麦粉・塩・米のとぎ汁を使ったさまざまな方法の適量と時間、
時短な方法などをお伝えします!
わらびのアク抜き方法
まず、一般的なわらびのアク抜きはどのような方法なのでしょうか。
■わらびのアク抜き方法【重曹】
材料として必要なのは
水と重曹です。
では方法を紹介します。
①わらびがすっぽり入る鍋にお湯をわかします。
②沸騰したらわらびをいれて、
重曹大さじ3を入れて混ぜ、
10秒ほどしたら火を止めます。
③そのまま自然に冷まし、
一晩置くだけでアク抜きは完了です。
■わらびのアク抜き方法【灰】
他にも灰を使う方法もあります。
必要な材料は熱湯と灰です。
①わらびがすっぽり入る鍋にわらびをいれて灰をわらびの上からまきます。
灰の量はわらび100本ほどに対して
ひとつかみ程です。
②そこに熱湯を注ぎ入れ、落し蓋をします。
③そのまま一晩放置すると、鍋の水は黒くなります。
これがアクです。
このような状態になるとアク抜きは完了です。
このように一般的な方法は簡単ですが、
時間がかかりますし、
重曹や灰が必要になります。
では重曹や灰が無い場合や、
すぐに食べたい時はどうすればいいのでしょうか。
わらびのアク抜き方法・時短編【重曹や灰が無い場合】
重曹はおかし作りなどに使えるので
家に常備している方もいますが、
無い方もいます。
そんな時、どうすればアク抜きができるのかというと、
実は家にある材料で簡単にできます。
■わらびの時短アク抜き方法【小麦粉】
重曹がない場合は家であるものでわらびをあく抜きするときに
使うのは
小麦粉と塩です。
①まず鍋に水をいれて、
そこに塩と小麦粉を入れてよく混ぜます。
分量は
水1.5lに対して
塩は小さじ2、
小麦粉は大さじ6
です。
②鍋を中火にかけて
沸騰したらわらびを入れて3分から4分煮ます。
この時に出てきたアクを小麦粉が吸着するため、
アク抜きができるのです。
③その後、
冷水に10分間漬けるとアク抜きの完了です。
このように、重曹がなくても塩と小麦粉があれば
たった15分程度でアク抜きができます。
これなら
一晩置かなくてもアクが抜けるのですぐに食べられます。
では小麦粉が無い場合はどうなのでしょうか。
■わらびのアク抜き方法【塩のみ】
小麦粉が無い場合、
わらびのアク抜きは 塩だけでできるのでしょうか。
重曹が無い時のアク抜き方法として有効なのが、
小麦粉と塩を使った方法ですが、
ご家庭に小麦粉が無い場合もあります。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
塩だけでできるといいですよね。
実は水と塩だけでアクを抜く方法はあります。
①鍋に水1リットルと塩大さじ3をいれて沸騰させます。
②そこに食べやすい大きさに切ったわらびをいれて20分茹でます。
③その後わらびを水でよく洗い、水に一晩浸けておきます。
これでアク抜きは完了です。
このように塩だけでもアク抜きはできます。
しかし、小麦粉を使う方法よりは時間がかかってしまいます。
では、
小麦粉がなくても時短でアク抜きができる方法はあるのでしょうか。
実はあります。
■わらびの時短アク抜き方法【米のとぎ汁】
それは米のとぎ汁を使う方法です。
この時のとぎ汁は
1回目や2回目のものを使うと効果的です。
①鍋にわらびとわらびが浸かるくらいのコメのとぎ汁を入れて火にかけます。
②沸騰して10分ほどゆでます。
③その後、水にさらしたらアク抜きの完了です。
これは、時短で手軽にできるわらびのあく抜きの方法ですよね。
わらびのあく抜きで失敗といえば灰汁が抜けきれていないか、
やわらかくなりすぎるといったことですが、
重曹などの量を入れすぎないことと
お水をみて灰汁が抜け切れていないのでは
と感じたのでであれば、
水につけている時間を長くしてみたりしてみてくださいね。
ま と め
このようにわらびのアク抜き方法というと、
重曹を使った方法が一般的ですが、
他にも様々な方法があります。
塩だけでも簡単にできますし、
小麦粉や米のとぎ汁があれば時短でアク抜きができます。
面倒と思っていたアク抜きも簡単にできますし、
小麦粉や米のとぎ汁があれば時短でアク抜きができます。
旬の山菜が手に入ったら美味しい旬の料理を味わってみましょう。