造幣局とはどんなところかご存知ですか?
もちろん貨幣を製造しているところなのですが、それだけではないのです。
工場の見学も無料でできて、夏休みの自由研究にも使えます。
そんな造幣局の見学予約申込方法を大阪(本局)・東京(さいたま支局)・広島支局のアクセスと最寄り駅をお伝えします。
造幣局(ぞうへいきょく)とは?
■造幣局は何をするところなのか?
造幣局(ぞうへいきょく)とは日本の行政執行法人いわゆる独立行政法人であります。
その独立行政法人 造幣局では、
硬貨の製造のほかに
各勲章・褒章及び金属工芸品等の製造、
地金・鉱物の分析、試験などが行われています。
また、貴金属地金の精製、貴金属製品の品位証明(ホールマーク)事業も造幣局で行われています。
独立行政法人制度とは、各府省の行政活動から政策の実施部門のうち一定の事務・事業を分離し、
これを担当する機関に独立の法人格を与えて、
業務の質の向上や活性化、
効率性の向上、
自律的な運営、
透明性の向上を図ることを目的とする制度です。
ちなみに造幣局で製造するのは貨幣で紙幣は製造しません。
紙幣を印刷するのは国立印刷局です。
■造幣局はどこにあるのか?
造幣局本局の場所は
大阪市北区天満にあり、
支局が2か所
さいたま支局(さいたま市大宮区)と
広島支局(広島市佐伯区)にあります。
■現在の造幣局に至るまでの沿革
大阪の造幣局本局ができたのは明治時代近代国家の貨幣制度の確立を図るためでした。
明治4年(1871年)1月17日に銀貨製造を開始し、4月4日に大蔵省造寮として創業式を挙行しています。
1877年(明治10年)1月11日に造幣局へ改称しています。
造幣局東京出張所は、1879年(明治12年)9月16日に貨幣製造のための地金受け入れ業務のために大蔵省内で開設されてましたが、1907年(明治40年)5月17日にいったんなくなり、
1929年(昭和4年)7月1日に東京市麹町区内幸町に再設されてから何度か移転したあと1943年(昭和18年)9月1日に造幣局東京支局へ改称されました。
しかし、1945年(昭和20年)4月13日に空襲で全焼し事業を停止しています
同じ年の1945年(昭和20年)6月7日に大阪本局も空襲で被災し工場の一部を焼失しています。
造幣局広島支局は、1945年(昭和20年)2月1日に広島県佐伯郡五日市町へが開設されましたが、8月6日に広島市への原子爆弾投下により被災してしまいます。
しかし、1946年(昭和21年)1月15日には貨幣製造を再開します。
それと同じ1946年(昭和21年)1月に東京支局も貨幣製造を再開しています。
その後、東京支局はさいたま新都心隣接地へ移転し、2016年10月3日にさいたま支局に改称されて開局して現在にいたっています。
独立行政法人化されたのは、2003年(平成15年)4月1日です。
大阪造幣局(本局)の見学申し込み方法やアクセス最寄り駅
造幣局の見学申し込み方法とアクセス最寄り駅です。
■大阪造幣局(本局)見学申し込み方法と内容
大阪(本局)造幣局の向上見学には基本見学には事前予約ができます。
見学日は、
月曜日~金曜日(土日及び祝日、桜の通り抜け期間とその前日、年末年始を除く)
見学開始時間は、
午前9時、10時、10時30分
午後1時、1時30分、2時30分
所要時間は、
約1時間30分(約60分に短縮することも可)
見学内容は、
ビデオ上映(日本語、英語、中国語、韓国語)と造幣局の概要説明
貨幣工場見学(ガラス越しにガイドが説明)
造幣博物館の自由見学です。
見学費用は
無料です。
受付期間は、2か月前の月初めから見学希望日の前日までです。
予約は、ネットからの予約と電話での予約が可能です。
大阪造幣局工場見学予約サイトはコチラです。
→ 造幣局見学予約
電話での予約は造幣局広報室
℡ 06-6351-6150(平日の午前9時から午後5時まで)
※受付期間は、2か月前の月初めから見学希望日の1営業日前までです。
空き状況を確認して希望日をクリックすると申込予約画面にいきます。
希望日時に空きがあるようでしたら、その枠をクリックして予約登録を行えます。
☛ 予約が完了したら予約登録完了メールが送られてきます。
☛ 見学当日に、その予約登録完了メール(印刷物可)を提示でOKです。
見学当日受付について
当日の収容人員に空きがある場合は、予約不要で見学できます。
先着順で当日受付してもらえます。(個人・団体を問いません。)
しかし、前もって予定がわかっているときは予約することをおすすめします。
※空き状況は、あらかじめ工場見学予約サイト又は電話でご確認するか、見学当日に、正門の受付で当日受付ができるか確認ください。
本人確認本人確認のための、免許証、健康保険証(写し可)、パスポート、学生・生徒証、郵便物等などが必要です。
■大阪造幣局(本局)のアクセス最寄り駅
大阪府大阪市北区天満1-1-79
普通乗用車・自動二輪車の駐車場及び自転車の駐輪場はありません。
大阪造幣局(本局)最寄り駅
JR
桜ノ宮駅 「西出口改札」 徒歩約15分
京橋駅 「北口改札」 徒歩約17分
大阪天満宮駅 「JR2号出口」徒歩約15分
大阪城北詰駅 「3号出口」徒歩約10分
大阪市営地下鉄
南森町駅 「3号出口」又は「JR3号出口」徒歩約15分
天満橋駅 「2号出口」徒歩約15分
京橋駅 「1号出口」徒歩約17分
京阪電車
京橋駅 「片町口改札」 徒歩約15分
天満橋駅 「京阪東口・2号出口」 徒歩約15分
大阪市営バス
桜の宮橋 停留所下車すぐ
造幣局さいたま支局の見学申し込み方法アクセス最寄り駅
■造幣局さいたま支局見学申し込み方法と内容
「さいたま支局の工場見学」は、基本申込は不要です。
しかし、ガイドツアーをご希望の場合は、電話予約が必要になります。
見学日 は、
月曜日~金曜日(祝日及び年末年始は除く)
※業務の都合により見学できない場合があり。
見学時間は、
午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
です。
博物館と直結する見学通路から工場を自由に見学できます。
見学料は、
無料です。
さいたま支局のガイドツアー付工場見学ガイドツアーの申し込み
は 事前に電話予約してください。
℡ 048-645-5899
受間は、見学日の2か月前の同日より、10日前まです。
(同日が土日祝日の場合は、前営業日が受付日)
見学日は、 月曜日~金曜日(祝日及び年末年始は除く)
見学時間 は、
開始時間 午前10時、午後2時(相談可)
所要時間は、約1時間30分
見学内容 は、
事業紹介ビデオ上映(日本語、英語、中国語、韓国語)
見学通路からの工場見学(貨幣及び勲章製造工程)
博物館見学(貨幣製造工程紹介、貨幣・勲章等の展示)
などになります。
ガイド付きの見学料は 無料です。
■造幣局さいたま支局のアクセス最寄り駅
埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目190番地22
※博物館入口側に駐輪場はありますが、普通乗用車の駐車場は利用できません。
造幣局さいたま支局最寄り駅
JR宇都宮線・高崎線・京浜東北線
「さいたま新都心」駅 東口より徒歩約12分
■造幣局広島支局の工場見学の申し込み方法と内容
造幣局広島支局工場見学は予約が必要です。
申込方法 は事前電話です。
2ヶ月前の月初めより10日前までに電話で予約してください。
造幣局広島支局総務課(広報担当)
℡ 082-922-1597
fax 082-922-1132
申込み受付は、平日の午前9時から午後5時までです。
見学日は、 月曜日~金曜日(祝日、年末年始、花のまわりみち期間中及び花のまわりみち開始日の前日は除く)
見学時間 は、
午前9時30分、10時
午後1時30分、1時50分
所要時間は、
約1時間30分
見学内容は、
事業紹介ビデオの上映(日本語、英語、中国語、韓国語)
工場見学(ガイドが貨幣製造工程を案内いたします)
造幣展示室の自由見学
です。
広島造幣局では造幣局事業を紹介したビデオ等を貸し出しも行っています。
■造幣局広島支局のアクセス最寄り駅
広島市佐伯区五日市中央6-3-1
造幣局広島支局最寄り駅
JR又は広島電鉄
「五日市」駅北口から広電バス「五日市五丁目口」停留所下車徒歩10分。
または「千同橋」停留所下車徒歩10分
広島バスセンターから広電バス(西広島バイパス経由)「佐伯区民文化センター前」停留所下車徒歩10分
山陽自動車道
「五日市」IC又は「廿日市」ICから約15分
ま と め
造幣局とは?と見学予約申込方法を「大阪(本局)」、「さいたま支局(東京)」「広島支局」のアクセス最寄り駅などをお伝えしました。
造幣局はすべて無料で工場の見学ができるようになっています。
造幣局見学は、貨幣工場の中で1分間に750枚も硬貨を作り出すところやや細かい偽造防止の技術などが見れてとても魅力的です。
また、勲章も造幣局ですべてつくられています。
こどもたちも夏休みの自由研究の宿題の課題にもできて人気です。
ぜひ一度近くの造幣局に見学に行ってみてはいかがでしょうか?
大阪造幣局の桜の通り抜けについてはコチラ
↓
大阪造幣局桜の通り抜け2017はいつ?日程と時間やアクセス方法と屋台