神社・寺

おみくじの大吉はその後持ち帰るor結ぶ?保管場所に財布はと処分方法

おみくじ 大吉 持ち帰り

神社などをお参りしたとき、自分の運勢などみるためにやはりひきたいおみくじです。

「大吉」をひいたときはなんともいえずうれしいものです。

そのおみくじの大吉は持ち帰るべきなのでしょうかそれとも神社内に結ぶべきなのでしょうか?

おみくじの保管の方法に財布はどうなのかや長くたったおみくじの処分方法やそもそものおみくじの意味や歴史などについてお伝えします。



スポンサードリンク
 

おみくじの歴史

おみくじ 大吉 持ち帰り

おみくじはたんなる占いと同じと思っている方多いのではないでしょうか?

おみくじはたんなる占いではありません。

そもそもは、神様の声をきくものとしてできたものです。

おみくじの歴史は古代において国の祭政に関する重要な事項後継者を選ぶときに神の意志を問うために籤引き(くじびき)をもちいたことからはじまります。

これが神籤(おみくじ)の起源です。

その後、多くの神社仏閣でみられる現在のおみくじの原型となるものができたのは、平安時代の中期の天台宗の僧侶である慈恵大師良源上人(じえいたいしりょうげん912年~985年)が創始とされてます。

慈恵大師良源上人は、元三大師(がんざんだいじ)ともよばれる「日本天台宗中興の祖」であります。

人並外れた霊力で数々の奇跡をおこしたりして崇められていている方です。

その元三大師が観音菩薩に祈念して偈文(げもん)を授かった観音籤(くじ)が現在のおみくじにつながるものだと言われています。

ということで今でもおみくじ発祥の地比叡山延暦寺の元三大師堂では元三大師のご宝前で読経をし、おみくじを引いてくれるということができます。(要予約)

現在の神籤(みくじ)は参詣者の個人の運勢を神様が教えてくれるといったものです。

これは鎌倉時代初期から行われるようになりました。

当時は自分で籤を用意するのが一般的であったそうです。

それから、「元三大師神籤」と呼ばれる引き出しに1番から100番まで番号が振られて中に運勢を漢詩で表しているおみくじが入っているという現代の形とほぼ同じものが確立してきました。

又、おみくじは、戦国時代には、九州地方などで戦の日取りや戦い方を決める方法として用いられた話があったり、

本能寺の変の出陣前に明智光秀が、京都府左京区の愛宕権現堂において熱心に祈願してからおみくじを引き、一度目に、凶がでたためひきなおし、二回目にも凶そして再度おみくじを引き、三度目に大吉がでたことから信長を撃つことを決心したといった話があります。

そのようにおみくじは神の意志を聞くものとして人々に取り入れられてきたのです。

 

おみくじの大吉は持ち帰るor結ぶべき?



スポンサードリンク

そういった歴史をもつおみくじですが、引いた後にどうしていますか?

よく言われるのは、凶などあまりよくないおみくじは、神社内の木や所定の場所に結んで帰るといったことですね。

そして、大吉が出たときにはそのよい運を持って帰るといった意味から持ち帰るといった方が多いのではないでしょうか?

ではなぜ、おみくじの大吉は、持ち帰るべきなのでしょうか?

それともほんとうは境内に結んで帰るべきなのでしょうか正しい方法をみていきます。

おみくじ 大吉 持ち帰り

 

■おみくじの正しい意味や理由

おみくじを引いたときやはり気になるのは大吉がでるのかどうか、間違っても凶などひいてしまうと引き直してしまう人も多いですよね。

しかし、おみくじの正しい意味は、

神様のアドバイスが語源化されたものをいただくといったことです。

ですので、

「現在の自分にとって一番必要なメッセージをください。」

と願いながら引くことです。

そして、その結果が、大吉である凶であるというよりも

書かれている内容を受け取ることが必要です。

ですので、

おみくじの大吉は持って帰っても結んで帰ってもいいそうです。

もちろん凶が出た場合にも絶対に結んでかえらなければいけないといった理由はありません

おみくじはあくまで神様のおつげ、メッセージです。

いいことがでたからあたりといったわけでもありません。

ですので内容をしっかり読むといったことが大切でなのです。

 

■おみくじを木などに結ぶ意味

ではなぜ、境内におみくじを結ぶ場所などがあるのでしょうか?

それは、結ぶという行為が

神様と縁を結ぶといった意味があるのです。

気をつけたいのは指定された場所で結ぶといったことです、結ぶところがいっぱいだからといって違う木の枝などに結びつけてたりしてはいけません。

木を痛めたりすることになります。

そういったことを神様が喜ばれるはずはないですからしっかりマナーを守りましょう。

 

おみくじの保管方法や処分方法



スポンサードリンク

では、おみくじを持って帰った場合は保管方法や処分する場合はどうしたらよいのでしょうか?

 

■おみくじの保管方法

おみくじの保管方法はやはり雑にあつかわないことが大切です。

財布などに入れる方も多いかと思いますが、こういった方法で保管するようにしましょう。

1.丁寧にあつかう

おみくじは紙でありますので、何か汚れがつかにようにまわりを包むといいですね。

2.財布などに入れる

いつも持ち歩くためにお財布の中にいれるのもおすすめです。

3.神棚などに置く

神棚などがお家にある場合はそこに置くのももちろんOKです。

このようにおみくじは雑にあつかうのは絶対NGな行為です。

■おみくじの処分方法

おみくじのメッセージを十分に頂いたと思ったあとの、おみくじの処分方法ですが、できれば、次のお参りの時におみくじをおみくじを引いた神社のお守り授与所などに返納するか古札入れに入れるようにしたいですね。

 

そうすることでメッセージをいただいたことに対して感謝の気持ちをこめやすいです。

もし、そういったことができない場合であれば、「お焚き上げ希望」と書いて、郵送で送る方法もあります。

また、普通に捨てるといったことをしても特段だめだといったことはありません。

神様のアドバイスに対して感謝の気持ちとともにおみくじを袋などに入れお塩でお清めするといいですね。

おみくじ 大吉 持ち帰り

 

 

ま と め

おみくじの大吉は持ち帰るor結ぶべきなのかや保管に財布はOKなのかや処分方法とおみくじの意味や理由などをみながらおみくじのとり扱いをみていきました。

おみくじは神様のメッセージをきける大切なものです。

大吉に限らず、凶であっても持ち帰るのか結んで帰るべきなのかどちらでもいいといったことです。

持ち帰って、しっかりといつでもメッセージを見れるようにするのもいいですし、その場でしっかりと胸に刻んで、ご縁を結んで帰るのもよいということです。

大事なのは神様の忠告をしっかり受け止めることなのですね。

一見、関係のないような言葉の中にも自分に必要なことがうきあがってくるかもれませんので無の状態でながめ直してみてみるのもお勧めです。