初詣やお雛祭りなどでふるまわれる甘酒ってアルコールは含まれているのでしょうか?
甘酒といって「お酒」ってついている飲み物なのに子供や未成年が飲める理由と赤ちゃんにはいつごろからあげても大丈夫なのかそのあたりと調査してみました。
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甘酒にはアルコールが含まれているのか?
■甘酒とは2種類!
甘酒といっても大きく分けて2種類あります。
それは、作り方の違いによります。
①お米と米麹(こめこうじ)でつくられるもの
②酒粕(さけかす)でつくられるもの
です。
■甘酒にはノンアルコールとアルコールが入っているものがある
でので、お酒と言っても①のような作り方でお米と麹からできた甘酒は、製法からもわかるようにノンアルコールです。
しかし、②のように酒粕から作られる甘酒は、市販のものでも微量(1%未満)ですが、アルコールが含まれています。
■甘酒の作り方
◆お米と麹(こうじ)からの甘酒の作り方
①お米に麹菌をまぜる
おかゆ状にした米に麹菌をよくまぜます。
お米の中にはでんぷんがあり、糖がくさりのようにつながっています。
②お湯であたためる
それをお湯で温めます。
麹菌は、50度から60度で活発に働く性質があります。
麹菌をお湯で温めそれぐらいの温度にすることで麹菌がアミラーゼをよく出す環境になります。
そのアミラーゼの働きによりでんぷん(糖)細かく分割されて甘くなってくるのです。
◆酒粕(さけかす)からの甘酒の作り方
①鍋に酒粕と水をいれる
鍋に酒粕と水を入れて半日から一日放置しまぜておく。
②加熱し砂糖と塩を加える
先ほどの鍋を加熱しながら砂糖や塩を加えていく。
これで出来上がりです。
おろしたショウガを混ぜてもOKです。
甘酒をこども・未成年に飲ませても大丈夫?赤ちゃんには?
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■甘酒は未成年の子供にはOK
といったように甘酒といっても2つは作り方や材料がまったく違います。
①の米と麹菌からつくられる甘酒はもちろんアルコールははいっていませんので、こどもや未成年が飲んでも大丈夫です。
②の作り方からできる甘酒は、もともと酒粕からできているのでもちろんアルコールは微量でも含まれています。
ですが、その甘酒でもスーパーなどの扱いは、ノンアルコール飲料でこどもや未成年の方が買ったり飲んだりするのは問題なくできます。
■甘酒は赤ちゃんにはいつからOK?
しかし、赤ちゃんとなると酒粕からつくった甘酒はやはりやめておいた方がいいでしょう。
甘酒は、お雛祭りの時に縁起物としてもよく用意されますし、初節句のときなどは主人公の赤ちゃんにも少し口をつけるだけでもといったことになりますね。
米麹でつくられた甘酒は1歳前後の離乳食の後期あたりから飲ませても大丈夫だと一般的にはいわれています。
熱さに気をつけて少量からあげるようにしてください。
米麹での甘酒も手作りも可能ですので一度手作りに挑戦していただくか、市販の米麹甘酒の内容表記を確認して準備しましょう。
子供がお酒を飲んではいけない理由と甘酒で注意すべきこと
子供がお酒を飲んではいけない理由は、もちろんお酒にはアルコールというものが入っていることです。
では何故アルコールがだめなのかというとアルコールは胃から入った後、血液にのって脳に行き、脳の細胞をこわします。
なので、アルコールが体に入ると脳の働きがおとろえて考える力が弱くなったり内臓が弱ったりします。
子供はまだ体が小さく成長過程ですので、影響が大きくでてきますですので子供はお酒を飲んではいけないのです。
また、甘酒だと言っても注意したいのは、酒粕からつくられる甘酒です。
市販の甘酒は酒粕から作ったものでも1%未満のアルコール度数にされていますが、お家でつくった酒粕からの甘酒などはどうしても酒粕量も多くなったりしますので、アルコールの度数が8パーセントぐらいになったりすることもあります。
アルコールに弱い人が粕汁を飲んで酔っぱらってしまうようなものです。
そういったことから子供さんに甘酒を与えるときは注意が必要です。
ま と め
甘酒にアルコールはどれくらい含まれているのかや子供や未成年が飲める理由とアルコールがこども・未成年にダメな理由と赤ちゃんにのませるのにはいつからがいいのか?
などお伝えしました。
甘酒の作り方は2種類あることがわかりました。
「酒粕」でつくられるときにはやはりアルコールは少し含まれているのですね。
麹菌という微生物と米をまぜたものをあたためてつくるばあいは、「酒」とついていますが、アルコールは入っていませんでした。
甘酒はからだによいのみものです。
甘酒には、ビタミンなどのからだに必要な栄養もたくさんふくまれています。
そのため、からだに良い飲みものとして何百年も前から大人からこともまで幅広い年代の人たちにのまれてきました。
甘酒の作り方などの知っていれば、安心して甘酒のいい面を生活に取り入れることができますね。
参考になれば幸いです。