足の裏といえば、どうしても避けることのできない場所…
朝から足が痛いなんて、気分が重くなってしまいますよね。
でも、どうしてこんなことが起きるのでしょうか?
特徴としては、朝方に痛みがきることですね。
そこで、朝寝起きに足の裏が痛い場合の原因を紹介していきたいと思います。
「かかとが痛む」、「土踏まずが痛む」、場所によって原因が異なりますので、
その点も詳しく解説していきましょう。
朝寝起きに足の裏が痛い!考えられる病気はどんなもの?
朝寝起きに足の裏が痛い!
今までにないような感覚・・・。ちょっと怖いですね。
考えられる病気はどんなものなのでしょうか?
■足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
まず、考えられるのは、
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
です。
足底筋膜炎とはどんな病気かというとその名の通り、
「足の底の筋膜が炎症を起こしている」
足の裏が痛む病気です。
足の裏には、さまざまな筋肉があり、その筋肉を包むように「足底筋膜」という膜に包まれています。
その筋膜が炎症をおこしているのです。
症状には個人差があり、医師でも「足底筋膜炎」と診断するのは難しい病気だと
いわれています。
「足底筋膜炎」で一般的に考えられる症状は、
「朝の一歩目がとても痛い」、
「足裏にしびれなどの違和感が出る時がある」、
「じっとしていると平気なのに歩いたり走ったりすると痛みがある」、
というものです。
足底筋膜炎は、根本的な原因を改善することが出来る正しい治療方法で治療を行えば早期に回復できるものです。
■モートン病
足の裏が痛む病気で次に考えられるのは、「モートン病」です。
足裏のしびれや痛みが強い場合は、この「モートン病」かもしれません。
「モートン病」の場合、原因はズバリ「靴」です!
ヒールの高い靴など、足に直接負担がかかりやすい靴を履くことが多い人が発症しやすいようです。
ですので発症する9割は女性です。
中指と薬指、人差し指と中指などとなり合った二本の足の指にかけて痛みが走ることが多いです。
■痛風(つうふう)
足の裏が痛む病気だと「通風」の可能性もあります。
この病気は聞いたことがある!という人が多いかもしれません。
「痛風」はテレビなどでよく目にします。
この字のごとく風に吹かれただけでも痛い、という意味があります。
いわゆる贅沢病などといわれます。
痛風の検査は、血液検査による尿酸値(血清尿酸値)の測定が基本です。
プリン体は体内で尿酸にかわります。
そのプリン体の含有量が多い食品があん肝や白子、ビールなど贅沢品が多いといったことからそういわれます。
そうした「痛風」といえば、「足の指の付け根が痛む」という症状の印象が強い病気ですが、足の裏が痛い!という場合もあります。
このように足に痛みを伴った病気の場合は、原因が様々考えられるため自己判断はとても危険です。
マッサージを行ったために悪化してしまった…という話も少なくありません。
ぜひ、足が痛いな…と思ったときは整形外科などの専門医に診てもらうようにしましょう。
かかとが痛い!そんな時に考えられる病気や原因は?
かかとが痛む場合に考えられる病気を紹介しましょう。
まずは、「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」です。
この病気は前項で説明した通りのものです。
しかし、放っておくと「踵骨棘(しゅうこつきょく)」というかかとの骨に棘のようなものができる場合があります。
これができてしまうと痛みが更に増してしまい、歩くことさえ困難になってしまうので、
早めに受診をするようにしましょう。
次に、「踵骨下滑液泡炎(しゅうこつかかつえきほうえん)」と呼ばれる病気の可能性もあります。
これは、「踵骨棘」が発症した場合に併発することのある病気だといわれています。
原因は、かかとの骨の下にある滑液が炎症を起こしてしまうことです。
かかとの骨以外のものが原因でかかとが痛む場合もあります。
その場所は、「アキレス腱」です。
アキレス腱が炎症を起こし発症した場合もかかとが痛くなることがあります。
土踏まずが痛い!そんな時に考えられる原因・病気は?
土踏まずが痛い場合に考えられる病気を紹介しましょう。
それは「足底腺維腫(そくていせんいしゅ)」です。
土踏まずが痛い場合、その部分を触ってみてください。もし「硬いしこり」がある場合は、
この病気を疑ってみましょう。
歩くだけで、痛みがあるので早めに専門医を受診してください。
あと病気以外だと、
「偏平足(へんぺいそく)」、
「開帳足(かいちょうそく)」、
「外反母趾(がいはんぼし)」
などが考えられます。
自身でケアすることもできますが、誤ったケアをしてしまうと更に悪化してしまう危険性がありますので、止めておく方が良いでしょう。
ま と め
足が痛むのは身体の不調が原因の場合もあります。
まだ痛みが少ないから…と放っておくと、他の箇所に支障が出てしまうことも。
軽い症状のうちに治療をするのが一番です。
ぜひ早めに専門医に診てもらうようにしましょう。