カーネーションといえば、母の日にプレゼントするものといったイメージのお花ですね。
母の日のカーネーションといえば赤色やピンク色ですが、
最近では、紫色や青色そしてレインボーまでお花屋さんに並んでいるのをみかけます。
そんなさまざまな色のカーネションは色によって花言葉が変わります。
赤色・ピンク色・白色・紫色・青色・オレンジ色・黄色
それぞれの花言葉についてお伝えしたいと思います。
カーネーションはどんなお花?
カーネーションは、ナデシコ科の代表的な多年草の花です。
ダイアンサス(Dianthus)属です。
英語では、carnation
学名: Dianthus caryophyllus
といいます。
■カーネーションはどこから来たのか?
カーネーションの原産は、
南ヨーロッパおよび西アジアの地中沿岸あたりといわれています。
カーネーションの歴史は、古代ギリシャ時代から栽培されていたといわれるほど古いです。
日本にカーネーションが伝わって来たのは
江戸時代の初期になります。
江戸時代といえば鎖国時代ですね。
唯一、出島での貿易をゆるされていた
オランダ人から伝わりました。
ですので、
昭和10年ぐらいまでは、
「オランダ石竹(せきちく)」
と呼ばれていました。
■カーネーションの語源や由来
何故、カーネーションという名前がついたかというと
由来はいろいろあります。
その中で有力だと思われるものは、
「冠」の英語「corona」に由来とする説です。
その説も2つ由来説があります。
カーネーションの花の形が王冠に似ているため
とするものと
神様の花冠にカーネーションが用いられた
とする説です。
また、ダイアンサス(Dianthus)は神の花
という意味があります。
■カーネーションは食用?
カーネーションが食用だったって知っていましたか?
もともとカーネーションのお花は、
単に観賞用だけでなく、香料や飲み物の風味づけとして使われていました。
そして、エディブルフラワーのような使い方をされていたのです。
エディブルフラワーとは、
「edible=食べられる、flower=花」のことです。
実は、カーネーションには
食物繊維や糖質などが豊富に含まれているのです。
心臓の働きを助けたり、
疲労回復にも効果がある
といわれているのですよ。
カーネーションの他の用途としては、
香水やポプリの原料に使われています。
カーネーションの香りはスパイシーです。
その香りは香水の全体の香りを引き締め、
奥行きを出す効果あるために重宝されています。
カーネーションの花言葉
【無垢で深い愛】
【純粋な愛情】
【女性の愛】
【感覚】
【感動】
女性的なイメージがとても強いカーネーションは
女性の愛を象徴するお花ですね。
そして、花弁で華やかであるのにどこか控えめな
一歩下がったところがあるお花ですね。
カーネーションの花言葉【赤】
【母の愛】
【愛を信じる】
【熱烈な愛】
なんといっても
母の日の花の代表の赤いカーネーションのお花です。
やはり、花言葉も母の愛
といったものがありますね。
赤の色から熱烈そして、
強い意志をもって信じる愛の花言葉もあります。
また、母の日にカーネーションを贈る習慣が出来る前の花言葉として、
【哀れみ】といった花言葉もあったようです。
カーネーションの花言葉【ピンク】
【感謝】
【上品】
【気品】
【女性の愛】
【暖かいこころ】
【美しいしぐさ】
ピンクのカーネーションはほんとうに
上品です。
可憐でいてそしてすっと伸びた茎に咲く花とても気品があります。
それでいて、
みていてホッとすると温かいお花ですね。
そして、
感謝という花言葉は母の日にピッタリですね。
ひとくちにピンクと言っても色の幅がとても多く、
ピンクのカーネーションだけでグラデーションをつけての花束を
プレゼントしても素敵ですね。
カーネーションの花言葉【白】
【私の愛情は生きている】
【尊敬】
【純潔の愛】
【愛の拒絶】
【あなたの愛は生きています】
白いカーネーションは、
母の日の由来となった亡き母に贈ったお花です。
とても美しいお花なのですが、
その由来からか【亡き母をしのぶ】といったエピソードそのままの花言葉まであります。
お花もとても美しく他の花言葉も尊敬、
純潔の愛などいい意味の花と場もあるのですが、
母の日に贈るのだけは避けたほうがいいですね。
間違っても
白のカーネーションだけの花束はやめたほうがいいですね。
カーネーションの花言葉【紫】
【誇り】
【気品】
紫色のカーネーションも
最近お花屋さんでもよく見かける人気の色のお花です。
紫と言っても
深いワインレッドのものや明るめの紫など様々です。
そして、
紫はやはとっても高貴な印象をうけます。
いつもの赤やピンクのカーネーションではなく、
紫色のカーネーションというのもいいのではないでしょうか。
カーネーションの花言葉【青】
【永遠の幸福】
青のカーネーションは、
昔は白いカーネーションに青の色水を吸わせたり、
着色したものだけでしたが、最近では遺伝子組み換えなどで
作られた青いカーネーションとがあるようです。
永遠の幸福ととてもいい花言葉がついているお花ですので、
花束などのアクセントで使うのもいいですね。
カーネーションの花言葉【オレンジ】
【純粋な愛情】
【あなたを熱愛します】
【清らかな慕情】
【熱烈な愛情】
【熱心】
オレンジのカーネーションは、
見ているだけで元気がでるようなお花です。
そんなかわいらしいお花に
「あなたを熱愛します」といった強いメッセージがあったのですね。
是非、好きな相手や大切な人に贈ってみたいですね。
カーネーションの花言葉【黄】
【軽蔑】
【美】
【嫉妬】
【愛情の揺らぎ】
【友情】
黄色のカーネーションの花言葉は、
かなり幅のひろい花言葉が並んでいます。
軽蔑などネガティブな花言葉があるのでなるべく、
黄色のカーネーションの花だけを贈られるとびっくりしてしまいますね。
友情といった花言葉はお花の雰囲気からいうと
ピッタリのような気がするのですがちょっとイメージにない
嫉妬といったものもありますね。
スプレーカーネーションの花言葉
【純粋な愛情】
【あなたを熱愛します】
【清らかな慕情】
【情熱】
【熱烈な愛情】
【熱心】
【感動】
【集団美】
スプレーカーネーションは、
茎の上に一つのお花がさくカーネーションとは違って
一つの茎から枝分かれしていくつものお花が咲くカーネーションです。
1つ1つのお花の大きさは
通常のカーネーションより、小さめになります。
他のお花といっしょにしてもとてもなじみやすいお花です。
花言葉は、ほかの色のカーネーションと同じものや
集団の美しさを表すものもあります。
ま と め
カーネーション花言葉を色別にとスプレーカーネーションもおつたえしました。
カーネーションは色もとても
豊富でレインボーなどとても派手なものから白色の清楚なものまでさまざまあります。
母の日は赤のカーネーションと思っていた方は、
赤色以外でもピンク色や紫色や青色のカーネーションも
とても母の日にふさわしい花言葉をもっていますのでおすすめです。
あと、白色のカーネーションだけ、
黄色色のカーネーションだけといったものは
母の日のプレセントとしては避けたほうがいいですね。
オレンジのカーネーションは是非、
愛の告白にぴったりの花言葉ですので大切な方に贈ってみてくださいね。