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冬の土用の丑の日2018はいつ?寒い時期に鰻を食べる理由と過ごし方!

冬にも土用の丑の日があるって知っていますか?

最近、「寒の土用の日」や「冬の土用の丑の日にも鰻を食べる!」といったことも盛り上がってきているようですよ。

2018年の冬の土用の丑の日がいつかと

寒い時期に鰻を食べるべき理由と冬の土用の良い時間のおすすめな過ごし方等をお伝えします。


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寒い時期に鰻を食べるべき理由

最近、冬にも土用の丑の日なんて鰻屋さんの宣伝もみかけるようになりました。

何故寒い時期の冬の土用の丑の日に鰻ということになってきたのでしょうか?

 

■寒い時期になぜ鰻?

鰻と言えば、夏バテ予防対策!

「冬の土用の丑の日なんてこじつけだ~。」って思っている人も多いのではないでしょうか?

実は、寒い時期に鰻を食べる方が正解なのです。

天然の鰻は通常、5月頃から獲れ始めて12月には漁が終了します。

ですので、旬は真冬ではありませんが、秋から冬にかけての時期になります。

だいたい8月~12月ですね。

 

冬の天然の鰻は、淡白であっさりしています。

脂くどさも感じず、なんともいえず味に主張があり、ほんとうの川魚特有味わいが堪能できます。
とにかく、養殖うなぎとは全く違ったものですね。

それは、寒い時期の冬を越すために脂肪を蓄えているため、身も柔らかくて栄養もたっぷりであるためにおいしいのです。

そのようにそもそも鰻は、冬の寒い時期に食べるものだったのを旬の時期がはずれているためなかなか売れない鰻をどうしても売りたい

江戸時代の鰻屋さんが、

平賀源内さんなどに相談し、知恵を絞って宣伝したことが成功し、定着したことで

「夏の土用の丑の日には鰻!」と現代でもみんなが思うようなものになってきなのです。

 

夏の土用の日が有名になったのかを詳しくはコチラ

夏に鰻を食べる理由

しかし、せっかく美味しい時期なのですから、冬の鰻も是非食べてたいですね。


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冬の土用の丑の日は、『寒の土用の丑の日』

鰻の旬の時期が、冬だというのはわかりました。

そうなれば、本来のように「旬に鰻の優れた栄養を持つ鰻を食べる習慣を」と考えたのが、

うなぎのまちと呼ばれている長野県岡谷市「うなぎのまち岡谷の会」です。

それを定着さすべく、

「寒の土用の丑の日」1998年日本記念日協会に記念日として登録しました。

うなぎで長野県が有名だったけ?

と思いますよね。

あまり、長野県=ウナギは、あまりなじみがありません。

ちなみに、鰻の生産量が一番多い場所県は、

鹿児島県、愛知県、宮崎県、静岡県
そして、天然ウナギとなると

大分県、愛媛県、茨城県、青森県、岡山県

となります。

長野県岡谷市が「うなぎのまち」になったのはこういう理由からです。

・長野県岡谷市にある「諏訪湖」でうなぎが捕れた

日本で初めて養殖の鰻を始めた場所は静岡県の浜名市です。

浜名湖の温暖な気候や水などの環境が鰻に適していたためです。

天然の養殖ではなく、天然の鰻も静岡県の「浜名湖」や「天竜川」ではたくさんとれていました。

その「浜名湖」や「天竜川」につながっているのが長野県岡谷市にある「諏訪湖」だったのです。

長野県岡谷市は、「浜名湖」や「天竜川」の鰻が諏訪湖まで流れてくることから、昔より天然のうなぎがよく捕れ、食べられていたそうです。

参勤交代のときにとおるお殿様にも鰻を出したり、庶民でも鰻は身近な食材だったようです。

そんなことで「うなぎのまち」となりました。

そういったことで、つくった「寒の土用の丑の日」を定着すべく、長野県岡谷市では毎年「寒の土用うなぎ祭り」が開催されています。

そして2012年には、静岡県三島市でも「寒の土用うなぎまつり」が開催されたり、「寒の土用の丑の日」は、徐々に広がりを見せています。

 

土用の丑の日って何回あるの?

冬の土用ということは、土用の日は何回あるのでしょうか?

夏と冬があったので、土用の期間というのは、もちろん春もあり、

実は年に4回あります。

春夏秋冬の四季ごとの間の期間です。

1回土用の期間約18日~19日あります。

その期間の間に12日に1回 日の干支で「丑」の日が回ってくるので

各土用期間に1日~2日あります。

その呼び方の区別は、

「一の丑」

「二の丑」

と呼ばれます。

土用の丑の日のことを詳しく書いた記事は

コチラです。

土用の丑の日の由来


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冬の土用の丑の日2018はいつ?

2018年の冬の土用の期間は、

土用の入りが 1月17日

土用の明けが  2月3日

になります。

2018年の冬の土用の丑の日は、

「一の丑」は、1月21日(土)

「二の丑」は、2月2日(金)

です。

そして、

2018年冬の土用の日間日は、

1月22日 (寅の日)

1月23日 (卯の日)

1月25日 (巳の日)

2月3日  (寅の日)

です。

 

冬の土用の間日

土用の日は、年に4回の期間あるのですが、その期間はやってはNGな行為があります。

それは、土用の土いじりはだめといわれるように

土を動かすような事柄全般の行為

が土用期間のNG行為です。

土用日のNG行為の詳しく書いた記事は

コチラです。

土用の日にやってはいけないこと

 

土用の期間は、合わせて1年の5分の1の期間

73日もあります。

その間、土を動かす行為全般がやってはいけないといっても困りますよね。

そして設けられているのが、土用の間日(どようのまび)です。

その土用の間日(どようのまび)は、土用の期間でも土を動かしても

ノープロブレム!

問題ないという日です。

その問題ないとする土用の間日は、

季節ごとに決められています。

春の土用 の間日は、 巳、午、酉の日

夏の土用 の間日は、 卯、辰、申の日

秋の土用 の間日は、 未、酉、亥の日

冬の土用 の間日は、寅、卯、巳の日

というようにこれも十二の干支の日によって決まっているのですね。

ですので、冬の土用の間日は立春の前18~19日間の間の

寅、卯、巳の日になります。

してはいけないことはしないにこしたことはありませんね。

気にされる方は、カレンダーに間日をチェックしておいてその日に土いじりをするといいですね。

 

冬の土用の日の良い過ごし方

そんな季節の間の調整期間である土用の日

冬の土用の日の期間のを有意義にすべく、良い過ごし方でおすすめなのは、

新しい季節を迎えるために

自分の体に休息をあたえる行為をすること

・変わりゆく季節の前にお洋服の虫干し

・新シーズンを気持ちよくむかえるための部屋の片付けや整理整頓

・季節の変わり目は胃腸も弱っているので消化にいいもの食べる

といったことになります。

これらは、冬の土用の期間にだけにあてはまることではないですが、冬の土用の期間は年末年始の暴飲暴食で胃もつかれやすい時期に丁度あたりますので、

とくに、体をいたわって消化のいいものを食べるというのは心がけたいですね。

冬の土用といえば根菜もおすすめです。

とろとろに煮た大根なんか最高ですね。

そして、立春前は、極寒な時期にもあたり、風邪やインフルエンザなどの感染症もかかりやすい時期です。

十分に春に芽吹く前の蕾のような休息期間として意識してもいいかもしれません。

そとに無理して出かけるより、部屋の空気をきれいにリフレッシュすべく、断捨離で運気もアップしたいですね。

そして、もちろん土用の丑の日には鰻をおいしく食しましょう。

 

立春を迎える前の期間の冬の土用の日は、自分の気持ちにしっかり向き合うのに適した季節です。

知らず知らずに自分の中で我慢しつづけてしまっていることや気になっているのに後回しにしてスッキリしないことなどを心の中の整理もしてしまいましょう。

紙に書きなぐって燃やしてしまうということもお勧めです。

とにかく、抑え込んでいる無理しているといったものを出してしまいましょう。

 

そのような感じで冬の土用の日はひとりで、過ごす時間を少しいつもよりも多めにとってみてくださいね。

 

ま と め

「土用の丑の日と言えば夏でしょ!」って思っている人は多いと思います。

しかし、冬にも土用の丑の日はあります。

冬の土用の丑の日2018はいつなのかや寒い時期に鰻を食べる理由とおすすめな冬の土用の過ごし方などをお伝えしました。

土用の日にやってはいけないことなどがあったり、ややこしいことも多いですが、古くから伝わっているこのようなことは、やったら悪いことがおこるとか迷信めいたものではなく、「季節の変わり目は、体調も崩しやすいのであまり、動いて無理するとダメだよ。」といったような意味があると思います。

冬の土用の期間の過ごし方も新しい春を迎えるための蓄電期間として大いに意識して活用できたらなと思います。