中学生ぐらいから出る宿題に意見文というものがありますね。
意見文といってもどう書いていけばいいのか悩んでしまいます。
いざ書こうとしても意見文の始まり方や最後のまとめの書き方などが分からないといったことになります。
ここでは、意見文の書き方と構成や中学生の書きやすいテーマと書き出しの例文などをお伝えしたいと思います。
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意見文とは?と感想文の違い
■意見文と感想文の違い
小学校の時の宿題では、感想文を何文字分とか原稿用紙何枚分かいてくるといったものが多かったと思います。
そのように小学校のときは作文といえば感想文だったものが、中学生になると意見文といったことばが出てきます。
意見文と感想文の違いは、
ことばのとおりで意見を書いた文と感想を書いた文であるといったことです。
意見文も感想文も作文であり、自分の感想・意見を書くものです。
感想というのは、何かの事柄についての自分の気持ちや感情を書くことです。
ですので、
感想文には
「○○○でうれしかった。」
「○○○が嫌な気持ちになった。」
「○○○で楽しかった。」
といった言葉が並ぶことが多いですね。
それに対して意見というのは、何かの事柄についての自分の判断をすることです。
■意見文とは?
意見文とは、感想文と違って意見を書く文だといいました。
それは自分自身での判断をすることといいましたが、
判断というのは、自分なりの基準よって自分の考えを決きめるということです。
ですので、
対象の事柄に対して
正しい ⇔ 間違っている
良い ⇔ 悪い
多分○○だろう ⇔ 必ず○○なはずだ
といった言葉になります。
これらは、判断として自分の意見の具体的な言葉になります。
つまり、意見文では、判断の対象に対して自分の経験や体験を理由にして「正しい」、「間違っている」などの判断の内容を書くことということになります。
このように賛成or反対といった自分の判断を書く方が意見文があまり得意でないといった場合書きやすいとは思いますが、
事柄の問題の対応策や改善策を提案するといったことも自分の意見を書くといったことで意見文として成り立ちます。
意見文の構成
意見文の文章の構成は、
3つに分けて考えます。
はじめ部分と
中の部分と
終わり部分です。
初めの部分では、
まず、テーマに対する自分の立場や意見自分の主張を述べます。
・賛成なのか反対なのかを書く場合
➡ テーマに対して賛成なのか反対なのかを述べます。
例)私は○○に賛成です。
・対応策や改善策を提案する場合
➡ どのようにしたら良いかを書きます。
そのとき、「思います」は使わないほうが説得力がまします。
例)私は○○のようにすべきだと考えます。
私は○○したら良いと考えます。
中の部分では、何故そう思うかの理由を述べます。
主張の理由は1つだけじゃなく、理由2、理由3といくつか挙げると自分の主張がより強固なものになります。
また、異なる立場の考え方について
それについての反論
さらに根拠や反例をできれば実体験も加えて説明できるといい文章になりやすいです。
終わりの部分では、結論として自分の主張を再度述べます。
始まりに書いた主張の言い換えですね。
例)ですので、○○といった理由から○○のように対応すべきだというのが私の主張です。
こういったことを今後の学校生活にいかしていきます。
自分の意見を明確にさせて、相手を納得させるためのまとめの文章にします。
こんな感じで構成されています。
中学生の意見文が書きやすいテーマ
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中学生の意見文として書きやすいテーマはどのようにしてテーマを選んでいけばいいでしょうか?
宿題として中学校から出されるときに題材が指定されている場合は、
指定されたカテゴリーに添っていることはもちろん必要です。
その他自由に、テーマを選ぶ際にはあとあと書きやすいといったことを考えると自分自身が強い関心を持っているテーマであることも大切です。
自分自身が関心がないものであると読む人をひきつける内容の文章を書くことは難しいです。
人は、そもそも関心の無い出来事に関して意見文の基本である肯定も否定もしないものです。
どのテーマにすれば良い成績を貰えるかやウケが良いかよりも自分の身近な興味のあるテーマを選ぶことが結果的にいい文章を書ける近道です。
ですのでテーマは、自分自身がとかかりやすいテーマを選びましょう。
自分の趣味、
時事的な話題、
などですね。
具体的には、
・中学生のスマホは必須?
・あまり英語を小さい時からならうと国語が苦手になる!
・何故、日本人はサッカーより野球がすきなのか?
・大阪万博は必要か?
・校則で髪型を規制することについて
・なぜユウチューバ―にあこがれるこどもが増えたのか?
などです。
思いつくまま書き出していき、自分が意見を述べやすいテーマを選ぶとすらすらかけますよ。
ちなみに、意見文は、自分の思ったことズバズバ書いてもOKですので、そのことからも身近なテーマにすると書きやすいですね。
学校やクラブなどの所属している集団の皆に関わりのあるテーマ
など身近な問題などをいくつかピックアップして考えてみましょう。
意見文の書き方
意見文の書き方は、このようなものになります。
■意見文書き方の手順
1.テーマを決める
なるべく多くの問題を付箋に書きだします。
問題が同じとか問題になっているかどうかとかなどは一切気にせずに量を増やしていきましょう。
そして、問題をまとめていきます。
さっき書き出した付箋を似ているもの同士をまとめていきます。
関係するものがあれば近くに置いておくと文を書く時の広がりにつかえます。
その中から、付箋が集まったものやこれはといったことをテーマに決めます。
2.テーマに対して賛成か反対かまたは、解決策を考える
決めたテーマに対して賛成や反対や解決策などの意見・最終結論部分を考え決めます。
これも付箋に書き留めておくといいですね。
自身の書きたいことを見極めて、それを中心に主張を論じれることが大切です。
読み手を意識すると自分自身の主観を冷静に見て、客観的に論じれるようになります。
3.文章構成を考える
まずは、どこの段落に何を配置するなど付箋をもとに、アウトラインを描きます。
先程の、はじめ部分、中の部分、終わり部分の3部で構成していることを意識して配置しましょう。
理由や根拠を述べた後の反対意見も入れると文字数はかなりなものになります。
テーマや文章構成ができるとそれを文章にしていくだけです。
■意見文で気をつけたいこと
意見文とは、事実関係を整理し、その上で自身の意見や見解を示すものです。
そのため、分析する対象もしくは着目点を具体化する必要があります。
意見文は単に自分のために書くのでなく、読む人の身になって書く事も大切です。
あと気を付けるのは、肩の力を抜いて書くこと。
原稿は思いつくままに清書するなどしないで、原案が書けてから清書していきましょう。
自身の価値観が多様なら、書けるテーマに広がりがでますので、固定概念や既成概念に囚われずにリラックスして書いていきましょう。
意見文の書き出しの例文
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今まで説明したことを意識すると意見文は難しいものではありません。
しかし、書き出しがわかりにくいという場合のために意見文の書き出しの例文をいくつかあげておきます。
例文1)天才脳にするには、早期教育が有効だと考える人がいるが、私はこれに反対(賛成)だ。
例文2)国際的に活躍できる大人を作るためには、英語を小さいころから教育することが必要だと言われているが、
私はこれに反対(賛成)だ。
例文3)2025年の万博博覧会の開催地にと大阪府が誘致活動を積極的に行っている。大阪万博は必要かといらないという人が現在混在しているが、私は大阪万博は必要(不要)だと思う。
何故なら・・・・
などのように、決めたテーマに対しての自分の意見は、賛成か反対かや解決案を明記してから
続きを書いていくようにしましょう。
ま と め
中学生にとって意見文はテーマの決定と書き出しが難しいですよね。
意見文の書き方はシンプルに他の作文と同じようにはじめ中と終わり部分の構成で考えるとわかりやすいですね。
中学生の書きやすいテーマはやはり身近な問題から考えるのをおすすめします。
書き出しの例文で見てもわかるように自分の意見を断言して書いてそのあとに理由を述べていく、できれば反論文も加えるそして結論で再度主張しなおすといったことを意識すれば簡単に出来上がると思います。