6月6日夕方、舛添要一東京都知事は東京都庁で会見を開き、政治資金をめぐる一連の疑惑についての調査発表をした。「第三者」の弁護士2人も同席して説明。調査結果は、聞かなくてもわかっていたとおり、「政治資金規正法に違反するような違法なものはなかった」とした。
やっぱりといった感じですね。「一部で道義的に不適切なものがあった」とは指摘しているが舛添要一知事は続投をする意向。このままこの騒動は舛添要一知事をめぐる騒動は終結に向かうのか。解任をさせたい場合のやめさせる方法もお伝えします。
「第三者」2人の弁護士とは？
調査をした弁護士というのは「第三者」の弁護士2人にとしてのみの情報でこれまで元検事とだけしか紹介されておらず、名前を伏せられていた弁護士は、佐々木善三弁護士と森本哲也弁護士だ。
今日の会見には、舛添氏側が依頼したこの2人の弁護士も同席した。
今回の調査に当たっては、複数の弁護士に依頼したが、断れていたという。
舛添要一知事は、2人の弁護士とは調査以前は「面識もなかった」として公正が保たれているとしている。
舛添知事政治資金各問題について
舛添知事をめぐっては、家族旅行の宿泊費を政治資金で支払っていたことや公用車の私的利用などについて、細かいことも含めるの多くの公私混同が指摘されていた。
今回の調査の結果は、
みなさんが予想していたとおり、「政治資金規正法に違反するような違法なものはなかった」とした。
「一部で道義的に不適切なものがあった。」とだけにとどまっている。
はたしてこの調査を待つ時間は必要だったのだろうか。
都知事のボーナスや月収を調査！舛添要一氏辞任後の選挙費用は？
調査は2009年から2014年を対象に行い、必要に応じて前後の年も調べたということだ。
関係者へのヒアリングや資料をもとにしているという。
個々の案件に関しては、
■資金管理団体への寄付について「問題なし」
■事務所の賃料に関しては、「割高とはいえない」
■木更津市や日光市など、家族同伴の宿泊については、主たる目的は家族旅行。
「適切であったとは認められない。」とした。
■時代小説やミステリー小説、「クレヨンしんちゃん」などの一部の書籍について娯楽性の高さなどから適切とは言い難いが違法ではない。
■絵画の購入については、「政治活動と関わりがないとは言えない」ただ、点数が多いことから、政治資金の使途に法律上の制限がないとは言え、不適切であるというほかない。
■「似顔絵入りまんじゅう」については、違法でもないし、不適切でもない。
■1万8000円の支出が、コーヒー45杯分と報じられていた喫茶店での飲食費については、早朝の政治資金パーティーで提供したサンドイッチ代だったという。
舛添要一知事の任期はいつまでなのか？
都道府県知事の任期は4年です。
舛添要一知事は2014年2月の東京都知事選で当選しています。
したがって任期は2018年2月までとなります。
舛添要一知事の解任方法は？
舛添要一知事本人の本人の意思によっての辞任。
これは、全くその気はないようです。
リコール 都民からのリコール署名・住民投票で解任可能です。
住民の直接請求の制度として解職請求（リコール）の制度があり、
4年の期間満了前に都道府県知事を辞めさせることができます。
しかし、実際にはリコール成立のためのハードルはとても高く、全国の自治体を例にしても過去に署名活動がなされることはあったものの、今までリコールによって失職した知事はいません。
舛添要一知事はすでに就任1年後（リコール解禁直後）に既に舛添知事リコール署名運動が行われていますが、要件を満たせませんでした。
あとは、不信任案決議 都議会の4分の３以上で不信任案が可決されれば舛添要一知事は解任できます。
しかし後任選びなどの関係から議会は動かない可能性が大きいです。
そのあとの選挙が東京オリンピックの直前になるといったことでもうちょっと後にしたいとよく言われています。
あと、逮捕・起訴 違法行為があり有罪となれば公民権停止もありますが、今回の内容ではできないのでしょうか。
ま と め
舛添知事は今回の騒動について、「様々なご指摘をいただき、心からお詫び申し上げます」
「厳しく反省したい。極めて恥ずかしい行動を行ってきた」と謝罪しています。
不適切とされた支出を返還し寄付すること。
絵画など美術品を美術館や福祉施設などに寄付すること、公用車での往復が問題視されていた湯河原町の別荘を売却する、などの方針を示した。
今回の会見で幕引きをして続投する気満々な舛添知事ですが、これでは都民も国民も納得いかないのは間違いないですね。
