猫ひろしさんがマラソンでオリンピックを目指すといたことを初めて聞いたとき、冗談かと思っていた方もいたのではないでしょうか。
前回の、ロンドン五輪は出場を逃したのですが、今回のリオ五輪ではカンボジア代表でリオ五輪男子マラソンに出場することになりました。そんな猫ひろしさんのリオ五輪マラソンの結果と国籍を日本に戻すことができるのか、その方法について調べてみました。
カンボジア代表で五輪目指した猫ひろし
■日本国籍のままでは五輪に出れない
猫ひろしさんは、マラソンの五輪出場を日本国籍のままでは、
「自国では出場枠に入れない」
という理由から
国籍を変えて他国の出場枠から出るという選択をされました。
■猫ひろしさんのプロフィール
そんな猫ひろしさんのプロフィールを少し、
本名は瀧﨑邦明さん
1977年8月8日千葉県生まれの39歳です。
WAHAHA本舗所属のお笑い芸人だったことは、ご存知の通りです。
身長は、147cm、 体重45kgというかなり小柄の体形です。
しかし、昔から足が速く、毎朝ジョギングを行っていたといいます。
TBS「オールスター感謝祭」赤坂5丁目ミニマラソンで4回優勝するしたり、芸能人の中ではトップクラスのマラソンの実力者でした。
本格的にマラソンを始めたのが2010年の東京マラソンからです。
3時間以内での完走を目標にしていたのですが、決壊あっさり、3時間を切ったことで、本格的にマラソン選手になることを決意しました。
■カンボジア国籍で五輪を目指す
2010年12月「アンコールワット国際ハーフマラソン」3位という結果を残します。
その後、カンボジアのオリンピック代表を目指すために、2011年2月にカンボジアへの国籍変換の手続きを申請をしました。
国籍変更後も日本に在住しています。
猫ひろしさんは、国籍返還後も日本にいて、カンボジアを選んだのは単に「オリンピックに出たいから」という五輪目的がみえみえなだけで、あまり、カンボジア愛は感じられません。
これは、
「発展途上国でマラソン競技人口がいない国ならどこでもよかったんじゃないか?」
と批判を受けていました。
これは、オリンピックに出場し、良い成績を残すことで一生国に面倒を見て貰ったりするためにオリンピックに命がけで出て出場を目指すという方々の夢を奪ってるような感じがするという面もあるからです。
しかし、これは逆に日本にも海外から帰化して日本代表になった選手もたくさんおられることからもわかるようの一概にだめだとも言いかねます。
過去にはニュージーランドからラグビー日本代表になったリーチマイケル選手、中国からソフトボール代表になった宇津木麗華選手など他の国籍だった選手が帰化して日本代表になった例も存在します。
しかし、その選手のほとんどは、日本にそれからも住んで、日本人として骨をうずめているといった感じです。
もちろんルール上は五輪出場後すぐに日本国籍に戻すのでも問題はないのですが・・・。
それでは、カンボジアの人たちの気持ちに立ってみると気持ちのいいものではないのはわかると思います。
猫ひろしの国籍を日本に戻す方法
そもそも猫ひろしさんは日本国籍を有していたので、簡易帰化の手続きをとることができます。
国籍法の第5条第三号、第五号、第六号の要件を満たせば帰化が可能(第8条第3号に該当するので、第一号、第二号、第四号は不要)。
・国籍法によると
第5条 法務大臣は、次の条件を備える外国人でなければ、その帰化を許可することができない。
一 引き続き五年以上日本に住所を有すること。
二 二十歳以上で本国法によつて行為能力を有すること。
三 素行が善良であること。
四 自己又は生計を一にする配偶者その他の親族の資産又は技能によつて生計を営むことができること。
五 国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によつてその国籍を失うべきこと。
六 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法 又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを企て、若しくは主張し、又はこれを企て、若しくは主張する政党その他の団体を結成し、若しくはこれに加入したことがないこと。
第8条 次の各号の一に該当する外国人については、法務大臣は、その者が第五条第一項第一号、第二号及び第四号の条件を備えないときでも、帰化を許可することができる。
一 日本国民の子(養子を除く。)で日本に住所を有するもの
二 日本国民の養子で引き続き一年以上日本に住所を有し、かつ、縁組の時本国法により未成年であつたもの
三 日本の国籍を失つた者(日本に帰化した後日本の国籍を失つた者を除く。)で日本に住所を有するもの
四 日本で生まれ、かつ、出生の時から国籍を有しない者でその時から引き続き三年以上日本に住所を有するもの
このように猫ひろしさんはカンボジアに国籍は写したもののその後も日本に住所を持って住み続けているので日本国籍はすぐにもどすことができるのですね。
カンボジア代表での猫ひろしの結果
そんなこんなで今回、カンボジア代表でマラソン男子に出場した猫ひろしさんですがその結果は
139位
記録は、2時間45分55秒でした。
猫ひろしさんのマラソンの自己ベスト記録は、
2時間27分48秒です。
155人出場選手、140人の完走選手のうちの139位だったのですが、猫ひろしさんとしては残念な結果だったのではないでしょうか。
ま と め
賛否両論ながら、リオ五輪に出場した猫ひろしさんの結果と五輪後に日本国籍に移す方法について調べてみました。
2012年のロンドン五輪ではカンボジア代表に内定していたのですが、「国籍取得からの期間が短い」等を理由に内定を取り消されたといった経緯があります。
今回のリオ五輪の結果は、139位でしたが、夢だったオリンピックの舞台に出場したということは大きなものだったのではないのでしょうか。
実質は、日本人に出場枠を埋められてしまったカンボジアの国民は複雑な気持ちだと思います。
このままカンボジア国籍のままでおられるのかはわかりませんが、カンボジアと日本の間をつなぐ役割を担っていくようなご活躍を期待しますね。
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