おでんは寒い日にかぎらず、一年中食べたくなる料理ですね。
家それぞれの味があり、たくさんの具材を使う方が
色々な具材からダシが出て美味しく食べられますのでついつい作りすぎてしまいます。
ですので、一日ではやはり食べきれないという場合も多いです。
そんな時のためのおでんの保存方法と賞味期限を
常温、冷蔵、冷凍と保存方法別、
長くおいしく食べるためのポイントとともにお伝えします。
また、おでんのリメイクする方法、残った出汁の活用方法など
おでんについてのあれこれをまとめました。
おでんの保存方法と賞味期限
大量につくったおでん。
せっかくつくったのですから
できるだけ長持ちして保存したいですね。
おでんの保存方法は大きく3種類です。
常温か冷蔵か冷凍です。
ではそれぞれの方法と賞味期限についてみていきたいと思います。
■おでんを常温保存する場合の賞味期限
まず、常温保存の方法は残ったら
1日に何度か火を通すことです。
加熱することで殺菌できるので
多少は日持ちしますが、
あまりおすすめはできません。
夏場は悪くなりやすく、
冬場も寒いと行ってもエアコンで室温が高い場合があるからです。
しかも火を通すごとに汁気が
少なくなって味も濃くなります。
賞味期限は1日に5回も加熱したとしても
3日ほどです。
ただし、
酸っぱい匂いがし始めたらすぐに捨てて下さい。
■おでんを冷蔵保存する場合の賞味期限
そしておでんの保存方法で一番メジャーなのが冷蔵保存です。
方法としては
粗熱が取れてから冷蔵することです。
大抵は鍋ごと冷蔵庫入れますが、
美味しさを長持ちさせるなら、
具と汁を分けて保存します。
その方がつゆが具材に染み込むのを
予防してしょっぱくならないからです。
中にはその方が美味しいという方もいるので、
これは好みで分かれます。
つゆと具を分ける保存方法としては、
具材はジップロックにいれてなるべく空気を抜いておきます。
汁はタッパーなどの密閉容器に入れて
冷蔵庫に入れてください。
このような冷蔵では
おでんのつゆと具を一緒に保存、つゆと具を一緒に別に保存、
どちらの方法でも
賞味期限は
3日ほどです。
ただ、
1日1回火を通せば7日間くらいは持ちます。
■おでんを冷凍保存する場合の賞味期限
次におでんの冷凍保存する方法ですが、
これはあまりおすすめできません。
具材の食感が変わるからです。
カレーの冷凍をするときに
イモを抜くようにおでんでも芋系が入っている場合は除いてから冷凍します。
おでんのイモはそのまま入れて冷凍するとスカスカになってしまうからです。
他にもこんにゃくや卵も食感が変わります。
「食感がかわってもいいよ。」といったことでしたら
おでんを冷凍するのは長期保存ができる方法です。
ではおでんの冷凍方法ですが、
① おでんの具と汁を分けます。
② 具はジップロックに入れる際に重ならないようにします。
③ 汁は細かな具材が入っている場合があるので
一度こしてから入れます。
そして解凍する場合は、
前日に冷蔵庫で徐々に解凍してから温めて食べます。
冷凍したおでんの
賞味期限は目安としては1ヶ月程度です。
おでんの残り汁のアレンジ方法
そしておでんを食べ終わった際に
ちょっと悩むのがおでんの汁です。
沢山の具材のダシが出ているので捨てるにはもったいない気もします。
そこで、おでんの汁のおすすめ活用方法をご紹介します。
■おでんの残り出汁のおすすめアレンジ①
【卵雑炊】
鍋に残ったおでん汁の中にご飯を入れて
くつくつ煮込み、
最後に溶き卵を流し入れて蓋をして
1分蒸せば雑炊の完成です。
仕上げに小葱を散らしてもいいですし、
具材が残っていたら
みじん切りにして
一緒に煮込んでも美味しく食べられます。
■おでんの残り出汁のおすすめアレンジ②
【炊き込みご飯】
これはジャーに研いだお米と
残り汁を入れて炊くだけの簡単メニューです。
洋風にアレンジするなら
ウインナーやコーンを具材として加えて、
和風に
するならホタテ缶やシイタケのスライスを入れます。
何を入れても美味しくできるのでおすすめです。
■おでんの残り出汁のおすすめアレンジ③
【和風カレーライス】
おでんの汁に
カレールーを入れて溶かすだけです。
これで和風カレールーができます。
ご飯にかけてもいいですし、
カレーそばやカレーうどんにも使えます。
おでんののこり汁は
他にも
出汁巻のダシに使えたり、
煮物の煮汁に使えます。
もしおでんを食べ終わって残っているなら
使った方が手軽に美味しい一品を作れます。
ま と め
このようにおでんは食べきれなくても
3日程度なら保存できます。
そして冷蔵の場合、
長持ちさせるコツは毎日加熱することです。
多少面倒ですが、それで一応殺菌効果があるので悪くならずにすみます。
しかも残ったおでんおつゆ汁はリメイク出来るので、
汁だけ冷蔵保存しておくというのもおすすめです。
お得に簡単な美味しい一品が作れます。
肌寒い時期や体が温まるものが食べたいなと思った時には
長い間活躍してくれるおでんはおすすめです。