子供が小学校に入学すると学校とのやりとりは連絡帳のみになる場合が多くなります。
急な発熱や体調不良で休ませる場合は同じ登校班の子や近所の高学年の子に持たせなくてはいけません。
しかし、子供の体調不良は突然です。
朝、バタバタしていると何と書けばいいかわからずに悩んでしまう場合があります。
そうならないように、体調不良やインフルエンザなどの感染症で欠席する場合、
また旅行などで学校をお休みや早退する場合、相談事があるときなど
の連絡帳の書き方をご紹介します。
連絡帳の役目とは?書き方のポイント
■小学生の連絡帳の役目
小学生には、必需品といえる「連絡帳」。
幼稚園や保育園までは、学校と保護者の間の連絡に使われていたのが、
小学校になると子供自身が、
宿題や
持ち物や
時間割の変更
などを書くことがメインになります。
しかし、もちろん
保護者から学校へ
学校の先生から親御さんへの連絡にも使われます。
小学校にもよりますが、
学校を欠席するときなどでも、
緊急の場合を除いて電話で連絡するのはNGとする学校は少なくありません。
そんなときの家庭からの連絡の際にも連絡帳を使用します。
一般的には、親からは、次のような用件を届けるときに使います。
・欠席や遅刻、早退の連絡
・体調面の連絡(病気による体育の見学、給食への配慮など)
・要望や相談事など
■連絡帳の急な欠席などの届け出方法
急な学校のお休みや欠席理由などに連絡帳を使うときはどうやって届けるのでしょうか。
届け出るときそもそも本人は学校にいかないので渡せません。
どうやって小学校の先生に届けるかですが、
そのような欠席の時の連絡も電話でなく、連絡帳ですると決まっている学校は、
事前に欠席などの場合に誰にお願いするかが決まっていると思います。
班などを組んで登校している場合は、その部団長さんであるとか、
ご近所のお友達にお願いするなどといったようなことが通常です。
誰に渡していいかわからないといった方は、
一度確認しておくことをおすすめいたします。
■連絡帳の書き方・書き出し
連絡帳の書き方ですが、手紙ではないので、別に大きく決まりはありません。
とはいっても書き出しはどうしたらいいのか
手紙のように時候の挨拶などいるのかなど迷いますね。
連絡帳を書く時のポイントは、
簡潔に学校側や先生に用件を伝えることです。
時候の挨拶を入れたり、
丁寧すぎることもありませんが、
あまりぶっきらぼうなのも先生が読んだときに少し気分がよくないかもしれません。
基本的には、
書き出しの挨拶に
いつもお世話になります。
いつもお世話になっております
お世話になっております。
など日ごろの感謝を述べて
用件を簡潔に
書いていきます。
そして、
最後に
『よろしくお願いいたします。』
といれるといいですね。
それ以上ごちゃごちゃと書く必要もありませんが、
用件だけ、箇条書きのようにするのも考えものですからね。
では、具体的な例文をあげていきます。
連絡帳の書き方・例文【欠席・早退・相談等】
■体調不良で欠席する場合の連絡帳の例文
まず、連絡帳の活用法で一番多いと思われるのが
体調不良による欠席連絡です。
前日の夜から発熱があったり、
お子さんの様子がいつもと違う場合などは
念のため医者に連れて行くこともあり、欠席する場合がありますね。
そんな時の連絡文の例文は以下のようになります。
例 文
「◯月◯日◯曜日
お世話になっております。
〇〇ですが、昨夜から熱が38度ありますので本日はお休みさせていただきます。
よろしくおねがいいたします。」
例 文
「◯月◯日◯曜日
お世話になっております。
〇〇ですが、昨日から咳と鼻水がひどいので本日は念のためお休みさせていただきます。
よろしくお願いいたします。」
■通院等で早退する場合の連絡帳例文
そして欠席だけでなく、早退する時も連絡帳での連絡が必要です。
早退理由はいくつかありますが、
よくあるのは通院や家族旅行などの家の用事です。
そんな時の連絡帳の書き方をご紹介します。
通院で早退する場合は
例 文
「お世話になっております。
〇〇ですが、最近、鼻水・くしゃみが続いているので本日午後から病院に連れて行くので早
退させていただきます。
◯限目終了後、迎えに行きますのでよろしくお願いいたします。」
■家の用事で早退する場合の連絡帳例文
また、家の都合などで早退する場合は
「お世話になっております。〇〇の母です。
本日午後から家族旅行に行きますので早退させていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、◯限目終了後に迎えに行きますのでよろしくお願いいたします。」
■通夜やお葬式で欠席する場合の連絡帳例文
突然、親類の訃報により欠席をする場合もあります。
その場合は、
誰が亡くなったかをしっかり記入するようにしてください。
続柄によっては忌引き扱いになる場合もあります。
また、
葬儀が県外の場合は数日間休む場合もあります。
その場合は、
どれくらい休むか、
配布物をどうするかも
記入するようにして下さい。
「お世話になっております。
昨夜、〇〇の父方の祖母が亡くなりました。
葬儀が富山であるので参列するため◯日から◯日までお休みさせていただきます。
その間の配布物は〇〇さんに預けていただきますようよろしくお願いいたします。」
■インフルエンザなどの感染症で欠席する場合の連絡帳例文
そしてインフルエンザや溶連菌感染症など感染性の病気になった時は、
出席停止扱いになります。
その時はどのように連絡をすればいいのかご紹介します。
「お世話になっております。
〇〇ですが、昨日の午後から発熱し、
夜間に医者に行ったところ、インフルエンザと診断されました。
医師から◯曜日まで休ませるように言われましたので◯曜日までお休みさせていただきます。
よろしくお願いいたします。」
■先生への相談事がある場合の連絡帳例文
先生への連絡というと欠席や早退の連絡だけでなく、
相談事をしたい時もあります。
そんな時にどのように記入をすればいいかご紹介します。
「いつもお世話になっております。
〇〇のことでご相談があります。
昨日、帰る時に〇〇の靴がいつもの場所になく、下駄箱の横に置いてあったそうです。
本人のしまい忘れかもしれませんが、聞くところによると今月3回目と
いうことなので気になります。
もし何かお気付きのことがありましたらご連絡ください。
よろしくお願いいたします。」
このように記入してもいいのですが、
もしお子さん本人が連絡帳の文面を見て心配するようであれば
「いつもお世話になっております。
〇〇のことでご相談があります。
〇〇は学校のことをいつも楽しそうに話してくれるのですが、気になる点があります。
直接お話をさせていただきたいので本日16時にご連絡させていただきます。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします」
このように書くとお子さんが読んでも内容はわからないので大丈夫です。
ま と め
このように小学校では先生とのやりとりは連絡帳がメインになります。
基本は必要最低限のことを記入するだけで、細かいルールはありません。
しかし、急いでいて記入に困った時などは
このような例文を参考にしてみてくださいね。