リオ五輪での日本人選手の活躍は目覚ましく、予想以上のメダルラッシュとなっていますね。
金メダルをかけられた体操男子の内村選手が「おもい~。」と言っていたのがとても印象的でした。
でも金メダルや、銀メダル、銅メダルってどんな素材、材質でつくられていて実際作るとどれぐらい値段になるのでしょうか?
金メダルの金の割合ってどんなものなのでしょうか?
そんなことをふと思ったので調べてみますね。
平昌オリンピックのメダルについては
↓
平昌五輪のメダルのデザインや総メダル数は?金メダルの値段も検証!
金メダルの価格は?
■金メダル重さは?
リオオリンピックでの金メダル。
今回は、日本人選手もほんとにたくさんの金メダルを見せてくれたので結構目に焼き付いています。
リオ五輪の金メダルの重さはどれぐらいなのかというと500グラムにもなります。
これを首にかけられると結構重いですね。
■金メダルの金の割合って?
テレビでみるかぎり、すごい厚みもあって大きい金メダルです。
でも、この金メダル、残念ながら全てが金で作られる訳ではないのですね。
これを全部、24金の純金で100%で作るとすると、一つの金メダルだけで約237万円(H28.8.19現在)にもなってしまいます。
しかも、金は貴金属の中でも比較的やわらかく、衝撃にも弱いので加工もしにくいのです。
では実際にどれくらいの量の金が使用されているのでしょうか?
ブラジル造幣局によるりますと金メダルは銀の周りに金メッキを施したものだということです。
金メダル1個当たりに使用されている金は、6グラムだということです。
残りの494グラムはすべて銀で作られるそうです。
とすると、
6÷500=0.012
でなんと
金メダルの金の割合は、1.2%なんですね。
■金メダルの価格を素材・材質の重さから算出
それでは、金メダルの価格を素材・材質の重さから算出してみます。
金の1グラムの価格は、4,745 円
銀の1グラムの価格は、70.74 円
ですので、
金の6グラムの価格は、28,470円
銀の494グラムの価格は、34,945.56 円
合計すると、金メダルは素材・材質の値段としては63,415円の価値があるということでした。
約6万円ですね。
もちろん、金メダルとしても付加価値は入れずにです。
金よりも銀の値段のほうが高くかかっているのですね。
ちなみにリオ五輪では金メダル812個が作られています。
これを計算すると
金の重さの合計は、4,872グラムで4.872キログラム
銀の重さの合計は、401.128キログラムです。
金額では金が23,117,640円、銀が28,375,794万円となり、合計で51,493,434円となる。
約5,100万円が金メダルの素材代ということになります。
これは素材代の材料費のみの価格です。
実際にはデザイン、鋳造などの加工にも多くコストが必要とされされますね。
オリンピック憲章でのメダルの規定
金メダルのことを調べてきていたのですが、そもそもメダルの大きさや重さなどはオリンピック憲章で定められているって知っていましたか?
オリンピック憲章で定められている
メダルの大きさは、
少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。
材質については、
1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。
金の量に関しては、
また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り ( またはメッキ ) が施されていなければならない。
と細かく規定があるようです。
ということでリオの金メダルは規定どおりの6グラムの純金張りといったことになりますね。
ロンドン五輪の金メダルは?
ちなみに
ロンドンオリンピックで授与された
金メダルの重さは約410グラムでした。
内村選手が重いといったのも確かな感覚だったのですね。
金の重さが、6グラム
金メダルの金の割合は1.34%
中身は、92.5%が銀で、6.16%が銅で出来ていました。
これは、スターリングシルバー といわれ
Silver925 銀合金、銀の含有率92.5%に、強度を上げるための金属7.5% 主に銅でできているものだそうです。
金メダルは全部金でないのはなぜ?
そもそもオリンピックの金メダルは、1912年 ストックホルム夏季五輪までは純金製の金メダルが使われていました。
それを最後に金メダルは純金製ではなくなりました。
そして今、金の量は6グラムとオリンピック憲章で決められています。
そのなぜ、金メダルは純金製ではなくなったのでしょうか?
理由としては、
競技種目数がどんどん増えることによりメダルの総生産数が増えてしまったため。
開催国により資金力も差があるため、開催国への負担を減らすため。
どんな開催国でも、メダルの質の差が出ないようにするため。
悪意を持った者の盗難や転売防止。
といったところです。
もちろん812個の金メダルを全部純金で作るなんてまず不可能ですが、
開催国に経済的な不利がないようにとうことのようですね。
ま と め
リオオリンピックの金メダルのことについて調べてみました。
金メダルの直径8.5センチです。
重い重いといわれている金メダルの重さも2012年ロンドン五輪のメダルより90グラム増えて五輪史上最も重い金メダルだそうです。
裏面には勝利の女神「ニケ」が描かれています。
メダルに使った金の採取にあたっては、環境汚染の原因となる水銀を一切使わなかったというのが一番のアピールポイントのようです。
金メダルの規定などもオリンピック憲章で細かく決まっているのですね。
銀メダルは純銀製。
銅メダルは95%の銅に加え亜鉛が5%含まれているそうです。
銀メダルで約3万2500円、銅メダルはなんと300円と素材だけで計算するとそのくらいになります。
といっても値段だけの価値でなく、金メダルは界の頂点を極めた栄光と名誉の証です。
銀メダルも、銅メダルもほんとうに限られたものしか手にできない汗と努力の結晶貴重なものです。
それぞれの選手の思いがつまったものであるメダルをこんなにたくさん日本に持ち帰ってくれてほんとうに選手の方々には感謝しかありませんね。
感動をありがとうです。
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