ことばの意味や使い方

「標記」「表記」意味の違いと使い分け!ビジネルメールで使うのは?

風水 本命卦 八卦 八遊星 吉方

ビジネスメールやビジネス文書でよく使う”「ひょうき」の件について・・・。”

といった言葉がありますね。

最近、「表記の件」と「標記の件」といったふたとおりの漢字で書かれていることがあります。

これは、どちらが正しいのでしょうか?

「標記」「表記」意味の違いや使い分け方を見ていきます!


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「標記」「表記」意味と違いについて

「標記」「表記」のそれぞれの意味と違いをみていきたいと思います。

日常語としては、どちらもほとんど使われない言葉となっていますが、ビジネス文書やメールなどでは頻繁に使われる言葉です。

■「標記」 の意味

「標記」は名詞です。
意味は、調べると辞書では、こういったことになっています。

1. 目印をつけること。

または、その文字や符号である。
2.標題として書きしるすこと。

または、その事柄のことである。

 

■「表記」 の意味

「表記」も名詞です。
意味は、調べると辞書では、こういった意味がかかれています。

1.おもてに書きしるすこと。

また、その書かれたものである。「おもて書き」

2.文字や記号を用いて書き表すこと

 

■「標記」「標記」の違い

と「標記」「表記」のそれぞれの意味は、こういったことになっています。

「標記」「表記」の大きな違いは、「表記」の意味が「おもてが書き」であることです。

「標題として書きしるす」ことの意味をもつのは、「標記」だということですね。

「標記」「表記」の使い分け方と例文


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■「標記」「表記」の使い分け方

「標記」「表記」の同音異義語の使い分け方ですが、

「標記」は、会議などで議題があり、その議題について述べるとき

文書などのでタイトルになるものがあるときにそのことの内容にはいるときなどに、

「標記の件」のように使います。

「表記」は、「 おもて書きやそれを書きしるすこと」と 「文字や記号を用いて書き表すこと」でした。

「表書き」というのは、

封書・小包・文書・ハガキなどの表にで宛先や差出人の住所・氏名を書くこと

また、その文字のことです。

です。

ですので

「表記」を使うのは、表書きや表面に書きしるすことや文字や記号を表すとき、

「漢字で表記する」といったようにそのこと自体をあらわすとき、

表面に書く、内容をはっきり文章にする時など

「書き表し方」の意味で使います。

 

 

■「標記」 の例文

・標記の件について検討する。

・標記の議題について考えたい。

・標記のとおりです。

 

■「表記」 の例文

・表記の所へお送りください。

・現代仮名遣いで表記する。

・表記の住所あて送って下さい 。

・漢字仮名まじりで表記する

 

ビジネルメールや文書で使うのは「標記」!


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ビジネスメールなどでよく使う表現の
「標記の件について・・・」と「表記の件について・・・」

どちらも「件名に書いた事柄について・・・」という意味で使われています。

これは、どちらが正しいのでしょうか?
先程から「標記」と「表記」みていると

「標記」のほうだけが、「標題として書くこと」という意味をもっていました。

ビジネス文書やメールでよく使う「(ひょうき)の件について」というのは、

「標題として書いた件について」

「件名に書いた内容について・・・」という意味

で使用されていることがほとんどだと思います。

ですので、

「標記の件について」と「標記」の漢字を使うといったことが適切な使い方といえます。

メールでいえば、「メールの件名に書いた件について」という意味での使い方も

「標記の件について」になりますね。

ただ、メールにおいての手紙などの「表書き」にあたるものが、

宛先、差出人、それに件名なども含めたといったことになると

メールの件名 = 「表書き」であるということで

メールでは、「表記の件」という表現を使うことも正しいといった考え方もできなくともありません。

となってくるとかなりややこしくなりますが、やはり通常は

メールの件名は、文書でも標題と同じように考えていいと思います。

結論的には、ビジネス文書などでは「標記」の漢字を使う方が間違いではないです。

ただ、メールの場合 メールの件名 = 「表書き」と意識して「表記」

使われている方もいるかもしれないといったことです。

 

 

 

ま と め

「標記」「表記」意味の違いと使い分けとビジネル文書やメールで使うのは?といったことをみていきました。

いつも使っている「標記」「表記」などの漢字でも意外と意味などの違いをしっかり理解はできてないことも多いものです。

日本語の漢字はややこしいので「標記の件」しか使ったことがなかった人も「表記の件」と書かれていたらふと「標記の件」ではなくこちらの方が適切なのかな?

と不安になってしまいますよね。

意味からさまざまみてきたようなことから、何故、ビジネス文書では、「標記の件」で正しいかといったことが使われている意味からしっかりわかったかと思います。

「標記」「表記」使い分け方の参考になれば幸いです。