「務める」「努める」「勤める」「勉める」ビジネス文書でもでてくる言葉ですが、意味の違いをわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
具体的な使い方としての例文も言葉別にしてあります。
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「務める」「勤める」「努める」「勉める」意味の違い
■「務める」の意味
「務める」の意味は、引き受けた任務や役割を果たすために力を出すことです。
を表します 。
ですので、「主役を務める」であったり、「委員長を務める」であったりと何かの役割に対して使います。
「務める」を使うのは、勤める会社であったり、仕事に対して使うとは限りません。
■「努める」の意味
「努める」の意味は、何かに対して「努力していくこと」です。
力を尽くして行うことを表しています。
。
■「勤める」の意味
「勤める」の意味は、職場に勤務すること、職場に就くことです。
会社や官庁等の勤務先などに勤務することを表します 。
また 「務める」は、仏道に励む 、仏道を修めるといった仏道に関したものに対しても使われています。
■「勉める(力める)」の意味
「勉める」の意味は、困難に耐えて努力することです。
無理をしてでも励むことの意味が入っています。
「力める」といった漢字を使うこともあります。。
その「勉める」と「力める」と「努める」とは、ほぼ同じ意味として使われます。
そして、「勉める」は、表外音訓でです。
そのように、常用漢字表に記載されていない字音と和訓であるといった漢字であるため、。
「勉める」でなく、「努める」 を使うのが一般的になっています。
■「務める」「勤める」「努める」「勉める」意味の違い
「務める」、「勤める」、「努める」、「勉める」の意味の違いを、まとめると
「務める」は、何かの役割に対して 使うものことば
「勤める」は、勤務することで仕事や会社に関して使うことば
または、仏道に関して使うことば
「努める」は、
努力していくことに対して使うことば
「勉める(力める)」は、「努める」とほぼ同じ意味で
努力していくことに対して使うことばであるが、どちらかというともう少し困難に耐えてといった意味が
強く感じるといったところです。
「務める」「勤める」「努める」「勉める」の具体的な例文
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■「務める」の具体的な例文
司会を務める
主役を務める
議長を務める
代理を務める
国民の務めを果たす
親としての務め
■「勤める」の具体的な例文
会社に勤める
銀行に勤める
役所勤め
銀行に勤める
勤め帰りに立ち寄る
勤め先の変更によって提出する
官庁に勤める
朝のお勤め
法事を勤める
■「努める」の具体的な例文
勉学を務める
問題の解決に努める
練習に努める
実現に努める
療養に努める
安全運転に努める
努めて早起きする
サービス向上に努める
ダイエットに努める
■「勉める」の意味
研究開発を勉めている
人の顔を直視しないように勉める
ま と め
ビジネス文書でもよくでてくる「務める」「努める」「勤める」「勉める」意味の違いと具体的な例文をお伝えしました。
「務める」「勤める」「勉める」は、そもそも「努める」ということばから、派生した意味として使われるようになった言葉なようです。
勤務といったことから、「勤める」と「務める」の違いがわかりにくく、混同しやすいですが「務める」は、会社や勤め先に関係なく、引き受けた役割に対して使うといったことです。
具体例文も使う際の参考になればと思います。
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