学校関係

溶連菌感染症の学校や園の出席停止期間は何日間?大人は出勤可能?

入学 入園祝い お返しは必要 祖父母 内祝い

子供が「のどが痛い」と言って急に38~39度の発熱を生じる時があります。

風邪だと思ってクリニックを受診すると「溶連菌感染症」と診断される場合があります。

溶連菌感染症は子供がかかりやすい「のどの病気」です。人に移す可能性があるので、発症したら学校や園を休まなくてはいけません。

では、具体的にどれくらい休めばいいのでしょうか。

また、大人の場合は仕事をなかなか休めないという方もいます。

そのような場合は出勤しても大丈夫なのでしょうか。

今回は、溶連菌感染症の小学校・中学校・高校や幼稚園の出席停止期間は何日間であるかということや?

大人もかかるのかや出勤可能など気になることをお伝えします。


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溶連菌感染症とは?その症状や治療法は?

■溶連菌感染症の症状

まず、溶連菌感染症とは溶連菌という細菌がのどに感染して発症する病気です。

主な症状は

発熱、

のどの痛み、

頭痛、

腹痛です。

そして、中には体に発疹が生じたり、

イチゴ舌と言って舌にブツブツが出る場合もあります。

そして発症後に皮向けといって皮膚がポロポロとむける場合もあります。

症状のでかたは人により異なりますが、

主な特徴は急な発熱とのどの痛みです。

そして、多くの方が風邪と勘違いしがちですが、

溶連菌感染症の場合は咳や鼻水がありません。

そのため、

突然の発熱とのどの痛みを感じた場合はすぐに医師の診察を受けるようにしてください。

溶連菌感染症は感染性の病気です。

そのため、しっかり治療をしないと周りに移すだけでなく、

症状が悪化して中耳炎や肺炎を引き起こしてしまう場合
もあります。

■溶連菌感染症の潜伏期間

溶連菌感染症には潜伏期間があります。

感染して

2~5日間経ってから発症します。

そのため、感染していることに気づかないまま学校や園に行ってしまい、

周りに移してしまいやすい病気です。

 

■溶連菌感染症の治療法は?


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溶連菌感染症になると医師から抗菌薬を処方されます。

抗菌薬は溶連菌を除去する効果があり、

これを服用することで発熱やのどの痛みを和らげることができます。

そして、この病気は小さい子供がかかりやすい病気ですが、子供の場合は薬をなかなか飲んでくれません。

しかし、子供用の抗菌薬はバナナ味など飲みやすい味になっており、

アイスや牛乳などと混ぜることで飲みやすくなるものもあります。

そのため、子供がどうしても飲まない場合は薬剤師に相談するといいでしょう。

そして、抗菌薬の他にも症状を緩和できる薬を処方されることがよくあります。

その場合は症状が落ち着くまでは飲み続けることが必要です。

■小学校・中学校・高校・幼稚園での溶連菌感染症出席停止期間は?


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溶連菌感染症は感染性のため、子供がかかってしまうと

小学校・中学校・高校などの学校や幼稚園などを

休ませなくてはいけません。

では、どれくらい休めばいいのでしょうか。

子供の場合は発熱していても、発熱していなくても元気なことがあります。

感染するしないは何を目安にわかるのでしょうか。

まず、溶連菌感染症の場合は治療に抗菌薬を処方されますが、

文部科学省の「学校において予防すべき感染症の解説」には

『適切な抗菌薬療法開始後24時間以内に感染力は失せるため、

それ以降、登校(園)は可能である』と記載されていま
す。

また、厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」には

『抗菌薬内服後24~48時間経過していること。
ただし、治療の継続は必要』と記載されています。

そのため、

薬を飲み始めてから2日後以降から通学・通園ができそう
すが、それは子供の様子を見ながら、医師と相談して決めてください。

多くの学校や園では感染症にかかると、通学・通園を再開するには

医師が処方する「治癒証明書」が必要になります。

そのため、症状が落ち着いてからもう一度受診し、証明書を発行してもらう必要があります。

溶連菌感染症は、大人もかかる?その場合は出勤していいの?

■溶連菌感染症の大人の症状と治療法

溶連菌感染症には大人もかかります。

よくあるのは子供がかかってしまい、それが感染してしまうというケースです。

症状は子供と同様に発熱やのどの痛みなどです。

そして治療法も同様で、医師の処方する抗菌薬を飲むだけで治すことができます

 

■溶連菌感染症は出勤OK?

では、会社には出勤してもいいのでしょうか。

大人の場合は症状が軽いこともあるので、体調次第では出勤しても大丈夫です。

しかし、その際は周りに移さないように気をつけなくてはいけません。

咳やくしゃみで感染してしまう可能性があるので、

出勤する際はマスクを着用することをわすれないようにしましょう。

そして、手洗いも丁寧にすることが必要です。

ま と め

溶連菌感染症は子供がよくかかる「のどの病気」です。

そのため、学校や園に通わせていると必ずかかる病気とも言えます。

発熱やのどの痛みが続くと子供も辛く、かわいそうです。

そのため、症状に気付いた時はすぐに医師の診察を受けることをおすすめします。

適切な処置を早くすればその分、症状を早く改善することができます。

ただ、家族内で誰か1人でも感染してしまった場合は、

他に感染させないようにマスクやうがい、手洗いを家庭内でも行うようにしましょう。