最近、ニースなどでもよく聞く言葉である「LGBT」ですが、この言葉が何を指しているのが意味や
この「LGBT」と言われる人の全体の割合やよく混同される性同一性障害とバイセクシャルの違いについて考えていきたいと思います。
LGBT意味とは何か?
LGBTの意味とは何かを説明していきたいと思います。
LGBTは、
レズビアンLesbian の L
ゲイGay の G、
バイセクシャルBisexual の B、
トランスジェンダーTransgende の T
をの頭文字を合わせた言葉です。
レズビアンは女性の同性愛者
ゲイは男性の同性愛者
バイセクシャルの両性愛者
トランスジェンダーは出生時に診断された性と自分で認識する性があっていない不一致
ということですね。
LGBTはそういった性的少数者を意味する言葉になります。
もともとはアメリカやヨーロッパで1990年半ばごろからもちいられてきました。
とくに人権にかかわる場面で使われることがおおい言葉です。
LGBTといった言葉がなかった時代には、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランジェスターの人を同等にしかも尊厳的に表す総称がなかったのです。
日本ではマイノリティといった言葉が少数派といった意味から使われることが多かったが、少数派といったこと時代が差別的な意味ともとれるため、LGBTといった言葉が徐々に浸透していっているといった状態です。
LGBTはそれぞれの性的な特徴を肯定的にあらわす言葉としてとらえられています。
LGBTの割合
どの性を好きになるかを示す「性的指向」の性的少数者の総称であるLGBTですが、その割合は13人にに一人ともいわれます。
成人の約7万人に対する電通による2015年の調査によるとなんと7.6%にもなるようです。
といったことで約13人に1人の割合となっています。
多いとみるか少ないとみるかですが、これはもう身近に感じることの多いといえる割合ではないかと思います。
血液型でいうと日本人におけるAB型の割合と同じというとイメージがわくのではないでしょうか?
これは、たんに興味本位にみるといった領域を超えています。
しかも2012年の同調査では5.2%だったことから考えると現在社会的に受け入れ態勢やそういったことがおかしいといったことではなく、持って生まれた個性だととらえるといった風潮がでてきたことにより、自分で抑えていたものがでてくるといったで割合も増えてきているのではないでしょうか?
今後の調査でも潜在的に抱えていたものが表面化することによってLGBTの割合ももう少し増えていくかもしれません。
最近では一部の先進企業を中心に性的指向による差別を禁じる社内規定を設けられたり、性的少数者向けの就職説明会を開いたりするなどしてLGBTと言われる人に対しても働きやすい職場をつくるといったことに取り組む企業も出てきています。
性同一性障害とバイセクシャルの違い
性同一性障害とバイセクシャルとの違いも明確に認知している人ももしかしたら、少ないかもしれません。
性同一性障害とバイセクシャル)とは まったく違います。
性同一性障害とバイセクシャルの違いですが、
性同一性障害(GID)は、
GIDの方々は、自分の今の身体(性)に対して違和感を持たれています。
もちろん、2つのパターンがあります。
MTFといって生まれた体は男性だけど、頭の中が女性
と
MTMといってた生まれた体は女性だけど、頭の中が男性
ということになります。
比率的には前者のMTFが多いです。
こういったように外見と中身が不一致な状態なので、性自認ができず生活に支障が出てきます。
バイセクシャルは両性愛者。男女ともに恋愛対象とする人のことです。
両性愛者でどちらも恋愛相手や性嗜好であって、全く異なります。
性同一性障害かどうかは性自認で決まります。
恋愛対象は全く関係がありません。
ま と め
今回は、知っているようで知らない「LGBT」とは何の意味であるのかと「LGBT」の割合や性同一性障害とバイセクシャルの違いについてお伝えしました。
「LGBT」ということばは日本でもよく使われるようになりましたが、まだまだ浸透していないのではないでしょうか。
割合を見ても関係ないとばかりいっていられない大きな問題です。
日本ではまだ同性婚が認められていませんが、フランスやオランダ、イギリス、アメリカの一部の州では同性同士の結婚が法的に認められています。
また、LGBTフレンドリーといったLGBTを個性として認め、受け入れている状態を表す言葉も定着しているようです。
LBGTの社会運動を象徴する旗として、「レインボーフラッグ」が使われたりしています。
1970年代から使われたこの虹色は、複数の色が含まれ共存している事から、虹の色のような性の多様性を祝福する意味を持つようです。
レインボーフラッグの色は、LGBTを示す証としてファッションなどに利用されたりLGBTの社会運動などで使われているんだそうです。
ゲイタウンの横断歩道が虹色だったり、LGBTフレンドリーな店がウェルカムなメッセージの代わりにアイコンとしてレインボーフラッグを用いるといったことのようです。
日本でも今後だんだんそういった認識を深めていく運動がもっと増えていくといいですね。