どんなご家庭でも冷蔵庫には様々な食品を入れます。
生鮮食品はもちろん、納豆やキムチ、漬物などの発酵食品や作り置きのおかず、前日の残り物を入れることもあります。
すると、いつのまにか臭いが気になってくることがあります。
しかし、臭いの原因と考えられる食品を取り除いても解消することはなかなかできません。
そんな冷蔵庫の臭いの原因と重曹やコーヒーを使って簡単に消す方法についてご紹介します。
冷蔵庫の臭いの原因は?
まず、冷蔵庫の臭いの原因としてられるのは庫内の食品です。
冷蔵庫というと、入れておくと日持ちをするので何でも入れてしまいがちですが、腐らなくなるというわけではありません。
そのため、食品の変化や成分によって臭いが発生している可能性があります。
では、具体的にどのようなタイプの原因があるのでしょうか。
■生鮮食品が原因の場合の冷蔵庫の臭い
まず、どの家庭でも冷蔵庫に入れるのが生鮮食品です。
野菜や果物は冷蔵庫に入れておくことで鮮度を保つことができると考える方が多くいますが、いつまでも保つわけではありません。これらは次第に腐っていきます。
この腐敗によって臭いが生じている場合があります。
また、魚介類は特有の臭みがあります。これらが冷蔵庫の臭いとなるのです。
■発酵食品が原因の場合の冷蔵庫の臭い
キムチや漬物が好きで、欠かさず冷蔵庫に入れてあるという方も多いでしょう。
これらの発酵食品は美味しいですが、酢酸臭を発しています。
酢酸臭というのは酢の臭いです。
これが色々な臭いと混ざることで、きつい臭いを生じている可能性があります。
■食べカスや庫内の汚れが原因の場合の冷蔵庫の臭い
冷蔵庫に食べ残したおかずや作り置きおかずを入れる場合がありますが、出し入れするうちにそれらが庫内に溢れてしま
うことがあります。
すぐに拭けばいいのですが、溢れたことに気づかないとそのままになってしまいます。
すると汚れとなり、気になる臭いを生じるようになります。
■カビの繁殖が原因の場合の冷蔵庫の臭い
冷蔵庫内は基本的には乾燥していますが、出し入れを繰り返すうちに雑菌が侵入してしまう場合があります。
すると、これらが繁殖してしまい、カビ臭くなってしまうこともあります。
■冷蔵庫内に染み付いた臭い
冷蔵庫の拭き掃除をしっかりしていても臭いが生じる場合があります。
その原因は冷蔵庫のゴムパッキンなどに染み付いた臭いかもしれません。
冷蔵庫も長年使っているとゴムパッキンや冷気通路の臭いが強くなってしまうことがあります。
冷蔵庫内の臭いを速攻で消す方法
このように、臭いの原因は様々です。
冷蔵庫をこまめにチェックをして掃除をすることが有効ですが、「毎日チェックし
ていられない」、「掃除が面倒」という方もいます。
そこでおすすめの「臭いを消す方法」をご紹介します。
■重曹で冷蔵庫の臭いを消す方法
重曹というと、料理に利用する他に油汚れを落とす効果があることから、キッチン周りの掃除に活用することもあります
が、実は冷蔵庫の臭い消しにも有効です。
その理由は重曹はアルカリ性で、酸性を中和する作用があるからです。
気になる冷蔵庫の臭いは生鮮食品や発酵食品から発せられる臭いですが、これらは大抵は酸性です。
そのため、アルカリ性の重曹を入れることで臭いを中和し、消臭することができます。
方法も簡単です。重曹をコップ一杯に入れて庫内に置くだけです。
■コーヒーで冷蔵庫の臭いを消す方法
コーヒーというと、飲むイメージしかありませんが、臭い消しに有効なのは「出がらし」です。
コーヒーを豆から淹れると、コーヒーフィルターに出がらしが残ります。
これを乾燥させると簡単に消臭剤にすることができます。脱臭効果が高いことから、あらかじめ灰皿に入れておいてタバコの臭い消しに使うこともできます。
自宅で豆からコーヒーを淹れるという方にとっては材料費のかからない方法です。
ま と め
冷蔵庫には食品を多く入れるため、それらから生じる成分や雑菌により臭いを生じる可能性があります。
こまめに掃除をしたいと思っても忙しくてなかなかできないという場合もあります。
そんな時には重曹やコーヒーを使った方法が効果的です。
脱臭効果があるので、気になる臭いを速攻で消すことができます。
利用する場合は冷蔵庫内でこぼさないように気をつけてくださいね。